日本語のことはよく知ってます、プロですから、なんてはったりをかますことが得意で、厚顔無恥さでは他人にひけをとらないわたしであるが。
高校の古典科目的教育では、ニホンの古典は嫌いではなかったが、いったいどこまでわかっていたのかおおいに疑問にも感じる。
要は、お座なりなことばであるが、学究心ではないだろうか。
わたしたちが何気なく用いているニホンゴ。それはどんなダイナミズムで動いてきたのか。
そのへんの好奇心なくして、古典といまのニホンゴのアナロジーについて考えようなんて気はおこらないであろう。
というわけで、この本、そうか、もう半世紀まえの刊行なのか。
眼から鱗が落ちる。
最近は、ニホンの漢字はハイブリッド的な存在であるということを思い描いているので、その一方で、もともとのニホンゴがどんな動きを辿ってきたのか、興味津々。
古代でのオノマトペにまで触れているのには、いまさらながら敬服!
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