七月の初めにニホンに着くと、豪雨の惨禍のみが目立った。
その水害は、少なからぬひとたちが思ったように、あの津波をいみじくも思い出させるものであり、いまさらながら被害にあわれた方々を気の毒に思う。
その後は暑熱。
半世紀ぶりに京都にたどり着くと、土産物屋さんの女の子は口を開いた。
「あんたはんは運がええどす。昨日まで五日間も雨降りで、商売あがったりでしたねん」(怪しい京都弁ですみません)
とにかく、行きの飛行機では魚の煮物、めぬけ、とか言ったかな、そんなものが出てて、おいしく驚いた。
日暮里では鯖の塩焼き。
妹一家との会食では、どえらい牡蠣。
まずはニホンうまいもの列島か。
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