そういったメキシコ絡みでも大江はわたしにとって特別なひとであった。 なんとなくイデオロギー絡みかなにかで大江を毛嫌いするひともいるのであるが、個人的にはすごくざっくばらんであるらしい。 初期のあの硬質というか翻訳調の文体は、たとえばサルト
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メキシコはニホンと縁が深い国。エル・コレヒオ・デ・メヒコはニホンから先生を呼んで週一回ぐらいのクラスを受け持ってもらって、あとは自由にしてもらう。 たしか鶴見俊輔が招かれた次が大江だった。一年のはずだったが子どもの調子がわるく半年で帰国し
若い頃に自らの血と肉になった書き手といえば、大江、開高、安部だと公言してきた。いかにもキザっぽく響くので後には隠すようにはしたが。しかも他の書き手を読んでいけばいくほど、新たな地平に呼び覚まされるようになったが。 文体には感染力もあり、あ
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