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2024年05月17日18:11

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海岸の岩場へ

 谷戸の緑地(↓緑色)探索の後は、稲村ケ崎海岸へ(↓赤色)。
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 稲村ガ崎は高台から江ノ島と富士山と海岸を一望できる景勝地だが、鉄塔が邪魔をしている。稲村ケ崎海岸は砂浜が浸食され、砂浜の保全工事が行われているのだ。
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 目的は、イソジョウカイモドキという波をかぶるような岩場に生息している虫を探すこと。自分は見たことがない。
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 ところが、いくら目を凝らしても、細めのハエが跳び回るだけで、甲虫の姿を見つけることはできなかった。情報に頼って虫を探しているわけではないので、仕方がない。

 そこで、砂浜の漂着物をめくってみようかと浜に降りてみる。ここの砂は砂鉄を多く含んでいるため黒くて重い。
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 ふと、小さな崖に水が浸み出ているのが気になった。
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 浸み出した水で湿った岩にしばらく目を凝らしていると・・・

 シジミガムシの仲間?が1頭。
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 次いで、さらに小さな甲虫が見つかった。
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 ダルマガムシの仲間だろう。

 適当な採集用具がない(吸虫管が使えない)ので、指先にくっつけて採集。

 赤矢印の先が、採集場所↓。その背後は、稲村ケ崎。最近話題になった「不適切にもほどがある」というTVドラマのロケ地にも使われた場所である。
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 前胸背の形状から、ニッポンセスジダルマガムシと同定できそうだ↓。
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 採集は6頭にとどめたものの、個体数は少なくなかった。S藤氏が江ノ島から神奈川県初記録を出し、他に逗子などから記録しておられるが、ここは江ノ島と逗子の中間地点となる。湿岩の規模が小さく、また日当たりが良いのがこのポイントの特徴と言えるかもしれない。

 こちらは、1頭だけ。交尾器から、コモンシジミガムシと見られる。
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 なお、狭い砂浜の漂着物の下も覗いてみたが、そちらは何もいなかった。浜続きである七里ガ浜海岸とは様子が違いそうだ。
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