翻訳大賞の最終五作品リストを目にする。五つのうちの二つが実力派のスペイン語の作家であるのが嬉しい。どちらも若手の女性作家。わたしなんてブームの大作家たちに惑わされていて若手には手がまわらないのでエラそうなことは言えないのだが、ポストブームに拍手。というか、もはやポストとさえ呼べないのかもしれないが。もちろん過去の作品に影響を受けていないなんていうことはないのだろうが、これまたずっと前から言われているように地域性なんて二の次か。それとも地域性のずっと向こうまで辿り着いてしまうことに巧みなのか。今後を待とう。
ログインしてコメントを確認・投稿する