回顧2020年（笹藪ガサガサ）

　今日、近所の駐車場で、今年最後の笹藪ガサガサ。

　ヒメマキムシ2頭と、キムネタマキスイ1頭。その他見かけた甲虫は、ナミテントウ2頭にヒメアカホシテントウ1頭。


　このポイントは4月にキムネタマキスイで始まったのだが、今年最後もキムネタマキスイだった。

　コロナ禍の外出自粛で、仕方なく手を付けた場所だったが、思いもよらぬ成果が上がるポイントとなった。ある意味で、コロナのおかげである。

　稀種とされるムクゲチビテントウとは累計30頭以上、未だ記録の少ないムネハラアカクロテントウとは70頭以上、キムネタマキスイとはそれ以上の数に出会った。


　東京都初であろうキモンマルテントウダマシ、コバネジョウカイモドキ、記録の少ないノコヒメマキムシ、都区部では稀であろうブドウナガタマムシなども採れた。



　駐車場に勝手に入り込んで、勝手に他人様の庭（ずいぶん広そう）の縁の生け垣をガサガサするというものだから、あまり勧められた採集ではない。それでも、いったい何回通っただろう（自宅から自転車で5分以内の場所である）。

　採集ポイントというのは何処に転がっているのか分からないものだと、あらためて認識させられた2020年だった。