究極の一期一会は、偶産との出会いである。
もともと「近場の一期一会」には偶産は含めないことにしていたのだが、この際それは置いておくこととする。
もっとも、その個体が偶産かどうかは、必ずしも判然とするものではない。外来種や移入種は、最初は偶産から始まる。
今日の虫は、カミキリムシ2種。
まず、キスジトラカミキリ。
2009年5月、出会った場所は、世田谷区奥沢の住宅街の中。
もっとも、近くに九品仏の広いお寺があるので、そこから発生した可能性が高い。しかし、そうだとしても、このカミキリがそこで生息しているとはちょっと思いにくい。
次に、記憶に新しいチャイロホソヒラタカミキリ。
2019年5月、出会った場所は、目黒区八雲の住宅地の神社内。2
カミキリ大図鑑の共同執筆者のおひとりであるH山さんは、偶産でない可能性は大いにあるとの感想を述べてくださったが、まあ偶産であろうと思っている。
いずれにしても、これらのカミキリムシには、近場で二度と出会える気がしない。
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