[難易度:2、時間:10分]
バターと醤油のコンビネーションが神がかり的に旨いのは誰もが知るところですがどうやって生まれたのだろうというのは結構興味があります。
どうやら最初は「ご飯にバターと醤油を載せると旨い」という発見から始まった模様。バター醤油ご飯がその黎明のようです。
時は大正15年といいますからほぼ昭和元年ですね。北海道でバターの工業生産が始まった年らしく、当時は馴染みの薄いバターという食材をお手軽に楽しむ方法として北海道を中心に広まったらしい。まあ、バターを使っている時点で納得のいく生地ですね。
今では卵かけご飯用の醤油と同じようにバター醤油ご飯用の醤油というのも売られているらしい。
群馬県の老舗醤油蔵元・有田屋から専用醤油「バタめししょうゆ」。愛好家が飛びつきそうですね。
もちろん、バター醤油は白いご飯の専売特許ではありません。こんな料理に使っても神がかり的な旨さになるんですよ。
[材料](2人分)
・牛バラスライスまたは牛こま:150g
・キャベツ:1/8玉
・玉ねぎ:1/2個
・サラダ油:少々
[下味パート]
・濃口醤油:6g(小匙1)
・酒:5g(小匙1)
[調味料パート]
・バター:12g(大匙1)
・濃口醤油:18g(大匙1)
・レモン果汁:15g(大匙1)
[スープパート]
・にんにくスライス:ひとかけ分
・鷹の爪:半本
・サラダ油:少々
・水:80g(80ml)
・コンソメの素(顆粒):4g
・ホワイトペッパー:少々
[作り方]
1.キャベツは1cm角くらいの小さめのざく切りにします。[スープパート]のにんにくスライス、鷹の爪(キッチンパざみで小口切り)、サラダ油をフライパンに入れ弱火で香りが立つまで炒めます。これに[スープパート]の残りとキャベツを加えて中火にかけ10分ほどかけて水気がなくなるまで煮ます。
2.1.をやっている間に牛肉は食べ易い大きさに切って[下味パート]と合わせて10分漬け込みます。玉ねぎは細切りにします。
3.フライパンにサラダ油少々を入れて中火にかけ玉ねぎを加えて炒めます。しんなりし始めたら牛肉を加えて色が変わるまで炒めます。これに[調味料パート]を加えて絡ませるようにしながら水気がほぼなくなるまで炒めます。
4.皿に1.と3.を入れてざっくり混ぜ合わせればできあがり。
※お好みで先にキャベツを敷き詰めて3.をトッピングするように盛り合わせても良いです。
[備考]
・バター、醤油、レモン、にんにく。このコラボで美味しくないわけがありません。キャベツ煮とレモン風味のバター醤油という重層感も楽しいですよ。
・キャベツを煮るのに少し時間がかかります。なので最初に仕掛けてそれと並行して残りを仕上げてください。
・オリジナルのレシピではキャベツも一緒に炒める手順になっていました。けど、キャベツの青臭さが鼻についたので台湾流のキャベツ炒めの技法を使ってコンソメ煮にしてみました。
・3.の工程で先にバターとコーンを合わせて玉ねぎ、牛肉にプラスしても楽しいですよ。一気ににぎやかになります。
ということで、よければ一度お試しください。
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