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2020年08月10日11:25

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読書紹介1949●「青の調査ファイル」 

●「青の調査ファイル」 今野敏著 講談社 03年版 780円
 ST警視庁科学特捜班シリーズの4。今回のテーマは、心霊現象。心霊スポットをレポートする番組の撮影中に、スタッフが怪死する。その撮影には、霊能者の安達、レポーターの水木優子、カメラマン、ディレクター、ADなどが参加していた。
 怪死したのは、チーフ・ディレクターの細田で、細田は撮影後の打ち上げのあと、撮影現場に戻って死んでいたのだ。死因は頸椎骨折。警視庁捜査1課の検死官・川那部警視は、脚立から落ちた「事故死」と断定。これには、STメンバーは異を唱えていた。
 川那部に反発していたSTの桜庭所長は、方面本部に手を回し、所轄署に事件として捜査させることに。ということで、STメンバーは所轄署と共に捜査を開始する。なかでも美貌のプロファイラー青山は、心霊現象と霊能者に強い関心を示すのであった。
 やがて心霊現象の秘密が、物理担当で地獄耳の結城翠によって明らかにされる。さらに、霊能者の頭痛の原因(心霊スポットに立ち会うと頭痛になる)を、法医学者の赤城が解明する。化学・ガス事故担当で古武道の達人の黒崎は、脚立から落ちる実験を自ら行い、頸椎骨折やその時どんな状況になるかを確かめたのであった。また刑事たちの地道な捜査で、番組関係者の権力関係・相関図があきらかになり、犯人が浮かび上がって・・・。という物語。
 今回は、5人いるSTのメンバーそれぞれが特技を生かして活躍するのでありました。

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