[難易度:2、時間:10分]
枝豆の料理というと山盛りの塩茹で枝豆(莢付き)というイメージが強いです。ビアガーデンや居酒屋に限らず定食屋でも枝豆料理といえばこれが出てくる気がします。ま、一度に大量に作れちゃうからお店にとっては楽なのでしょうけど……。
けどそれって、夏空を描いてみてと言われて入道雲を描くくらい思考停止していると思いませんか。枝豆だって豆の一種なんですから他の豆同様にいろんな食べ方ができると思うのです。
莢付きのまま軽く塩を振ってオープンで炙るとか。莢から外して豆ご飯にするとか。衣を付けてかき揚げにするとか。あるいはチリコンカンみたいにホットな味付けだってありだと思うのです。
僕らが枝豆料理について自由に発想する妨げになっているのは、やっぱり塩茹で枝豆(莢付き)のインパクトが強烈とだからじゃないかと僕は睨んでいます。
「枝豆は莢付きで出されて食べる人が莢から外すもの」と、いつのまにか刷り込まれていないでしょうか。
ということで枝豆を莢から外してこんな料理を作ってみました。
[材料](2人分)
・枝豆:半袋
・ベーコンスライス:2枚
・(あれば)ウィンナー:数本
・バター:8g(小匙2)
・オリーブオイル:4g(小匙1)
・おろしにんにく:ひとかけ分
[調味料パート]
・オイスターソース:6g(小匙1)
・砂糖:ひとつまみ
・塩、ブラックペッパー:少々
[作り方]
1.小鍋に湯を沸かし枝豆を3分茹でます。これをザルに揚げさやから豆を取り出します。
2.をやっている間にベーコン、ウィンナーは5mm幅の小口切りと輪切りにします。
3.フライパンにバター、オリーブオイルを入れ弱火にかけます。バターがおおかた融けたらベーコン、ウィンナーを入れてベーコンがかりかりになるまで炒めます。
4.3.に枝豆を加えて1分さっと炒めます。[調味料パート]を加えて更に1分炒めればできあがり。
[備考]
・ベーコンにガーリックバターというのは神がかり的な取り合わせだと思います。軽く焼き目のついた枝豆の香ばしさもたまりません。まさに夏のスタミナ料理って感じ。
・食べ終わった後、莢を持て余しそうで枝豆はお弁当の食材としては敬遠されがちですがこれならバッチリお弁当のおかずにもなります。
・莢付きの塩茹で枝豆って、最初のうちはビールが進むと喜ばれますが、莢を外すのが面倒になってくると誰も手を伸ばさなくなってたくさん残ってしまうこともあります。その点、この料理なら最後の一粒まで箸が伸びて食品ロスにも一役買いそうです。
・枝豆ご飯に枝豆のかき揚げ、枝豆のチリコンカン。莢から外せば枝豆料理の幅はぐっと広がります。ぜひ、いろいろ試してみてください。
ということで、よければ一度お試しください。
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