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2019年03月21日06:57

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★日めくりレシピ(鶏八幡巻)★

[難易度:2、時間:20分]
八幡巻は京都 石清水八幡宮発祥の料理でオリジナルはうなぎを使います。この神社では放生会(殺生を戒めて獲った魚を放流する会)の頃に川魚を食べるためにゴボウでそっと隠して食べたという風習がありそれが起源なのだそうです(って、それは良いんかい)。今の八幡巻は肉でゴボウを包みますが、元は逆だったのですね。
僕はなぜか、この料理の起源を八幡製鐵所にあると思い込んでいて、あの煙突に見立てた品に違いないと思っていました。もしかしたら、ネットで誤情報でも読みかじったのかな。
とまれ、うなぎから始まった八幡巻は牛肉を使った定番おせちになり、今では今日の料理のように鶏肉を使ったアレンジバージョンもあります。
ちなみに、養鶏が盛んな群馬県高崎駅のだるま弁当にはこれがおかずに入っていますよ。

[材料](2人分)
 ・鶏もも肉:1枚
 ・ごぼう:もも肉の半分の長さ
 ・人参(できれば金時人参):もも肉の1/3の長さ(その半分くらい使います)
[煮汁パート]
 ・だし汁:100g(100ml)
 ・酒:30g(大匙2)
 ・砂糖:9g(大匙1)
[調味料パート]
 ・濃口醤油:18g(大匙1)
 ・味醂:18g(大匙1)
 ・塩:ひとつまみ

[作り方]
 1.野菜を茹でる水(分量外)を小鍋に入れて火にかけ沸騰させます。
 2.ごぼう、人参を7mm角の拍子木に切ります。使うのは鶏の長さ✕2分ですので余ったものは一緒に下茹でして味噌汁の実などにしましょう。これを沸騰した1.に入れて5分茹でます。
 3.鶏肉の皮にフォークで等間隔に穴を開けます。皮を下にして開き厚い部分は包丁目を入れて観音に開いて厚みを均等にして下さい。
 4.煮上がった2.をザルに開け鶏の中央に人参、ごぼう、人参ごぼうとなるように並べます。鶏肉を端からきつめに巻いてタコ糸で縛ります。
 5.フライパンに[煮汁パート]を張って火にかけ沸騰したら4.を入れて強火で片面1分ずつ火を入れては90度回転させるを繰り返しほぼ水気がなくなるまで煮込みます。
 6.5.に[調味料パート]を加えて同じ要領で1分間隔で90度回しながら炒りつけていき水気がほぼなくなればできあがり。そのまま皿に取って粗熱が取れて落ち着けてからスライスして盛り付けます。

[備考]
 ・こんがり焼いた鶏肉に甘辛の照り焼き味。これが美味しくないはずがない! ゴボウのシャキシャキした食感が良いアクセントになっています。
 ・ゴボウや人参は茹で過ぎないこと。食感が残っている方が食べ心地に変化をつけられます。
 ・カロリーを考えて皮を剥ぎたくなるかもしれませんが取ってはいけません。鶏の皮こそが布団の役割を担って具材を簀巻きにしてくれているのです。
 ・僕は薄味が好みなので鶏に下味を付けていませんが、物足りない方は酒と醤油に10分ほど漬け込んで下さい。照り焼きはあくまで表面のコーティングだけなので、芯は結構味が薄いです。
 ・中に詰めるゴボウや人参は和食と違う系統の味付け(例えばカレー風味とか)をすると意外性を演出できて面白いかもしれません。

ということで、よければ一度お試しください。
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