[難易度:2、時間:20分]
中国にはこんな言葉があるそうです。
四川人不怕辣 (四川人は辛さを恐れない)
湖南人辣不怕 (湖南人は辛くても恐れない)
贵州人怕不辣 (貴州人は辛くないことを恐れる)
なんだか知らないけど要約すると「四川方面の人は辛いものが大好き」ということでしょうか。
料理だけじゃなく、スープも激辛だったりするのですよね。
水煮魚はスェイツーユィと発音する四川の激辛スープです。具材は名前の通り魚。淡水魚を使うことが多いみたいですがスズキ、鯛、鱈などでもOK。今回は鮭を使いました。
[材料](2人分)
・鮭(切り身):2切れ
・塩、ブラックペッパー:適宜
・片栗粉:適宜
・酒(できれば紹興酒):5g(小匙1)
・生姜:ひとかけ
・にんにく:ひとかけ
・豆板醤:12g(小匙2)
・鷹の爪:1/2本
・花椒:数粒
・もやし:1パック
・セロリの茎:1/2本
・中華スープ:400g(2カップ)
・サラダ油(炒め用):少々
・サラダ油(仕上げ用):13g(大匙1)
[作り方]
1.鮭は大きめのぶつ切りにします。酒を振って塩、ブラックペッパーをまぶし3分ほど休ませてから片栗粉をまぶします。生姜、にんにくはみじん切りにします。セロリは5mm幅の小口切りにします。
2.鍋にサラダ油(炒め用)、生姜、にんにく、豆板醤を加えて中火にかけ香りが立つまで炒めます。
※辛さのお好みに応じて豆板醤は加減して下さい。
3.2.にもやしとセロリを加えて木杓子で混ぜながらしんなりするまで炒めます。更に鮭を加えて色が変わるまで炒めます。
4.3.に中華スープを加えてひと煮立ちさせ花椒と鷹の爪を料理バサミで小口切りにしながら加えます。火を弱火にして10分煮込みます。
5.4.にサラダ油(仕上げ用)を加えてひと煮立ちさせればできあがり。
[備考]
・とにかく辛いです。どんだけ辛い物好きなんだよと言いたくなります。けど、その辛さの奥に旨味が潜んでいるところが心憎い。味に慣れてくるとこのスープの真価が見えてきますよ。
・魚はマスなどの淡水魚が定番らしいのですが、このレシピにある鮭以外でもスズキ、鯛、鱈などでも美味しく作れます。
・具材をお肉にすると水煮肉片という料理になります。
・野菜はお好みでニラなどを足してもGOOD。
ということで、よければ一度お試しください。
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