[難易度:2、時間:7分]
「僕は和食を作ったわけじゃないよ。僕が作ったのは僕の料理だ」
食戟のソーマで一色先輩が放ったセリフです。
一見、うなぎのひつまぶし。ただ、ご飯はチーズリゾット。〆にかけた肝吸いとこれが嘘みたいに合うのだそうです。
明治期におっかなびっくり始まった洋食の文化は今では我々の日常。え? これは日本生まれなのと驚いてしまう洋食も数知れずあります。
この料理もぱっと見は洋食っぽいのですが、カツオで出汁を挽いて醤油で味付けした純然たる和食なのですよ。
[材料](1人分)
・茄子:1本
・揚げ油:揚げ鍋に1cm張る程度
・トマト:1/4個
[あんパート]
・鶏胸肉ミンチ:30g
・おろし生姜:ひとかけ分
・玉ねぎ:1/8個
・濃口醤油:6g(小匙1)
・砂糖:4g(小匙1強)
・かつおだし:80g(80cc)
・水溶き片栗粉:3g(小匙1)分
[作り方]
1.揚げ油を160度に温めます。それをやっている間に茄子はがくを取って櫛形に切ります。玉ねぎはみじん切りにします。トマトは1cmの角切りにします。
2.茄子を3分素揚げにします。それをやっている間にフライパンに鶏胸肉ミンチと濃口醤油を合わせてよく和え炒めます。
※先に醤油と合わせて炒めると肉の表面に水の被膜ができているのでパラパラのそぼろになります。
3.2.に[あんパート]の水溶き片栗粉以外を加えてひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。トマトを加えてざっくり和えます。
4.素揚げした茄子を器に盛り3.をかければできあがり。
[備考]
・醤油で味付けした和食のはずなのにトマトの酸味に引っ張られて洋食のサラダを食べている気分になります。それを生姜の風味がまた和食に引き戻している。なんか不思議な料理です。
・この料理の段取りポイントは茄子の素揚げ。それが終わるまでに他の工程を終わらせると手早くできます。
・清涼感を出すのに細切りにした大葉をトッピングしてもおもしろそう。
ということで、よければ一度お試しください。
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