[難易度:2、時間:10分]
僕が大学の頃の週刊少年ジャンプといえば、北斗の拳とか魁!!男塾とかシティーハンターとか、「男の戦い」を全面に押し出した作品が多かった気がしますが、時代は変わるもので今では本格的な料理漫画なんかも連載されています。タイトルは「食戟のソーマ」。ま、結局料理勝負の話になってバトルが展開されるあたりが少年誌なのですが。
主人公の幸平 創真君は料理学校で教わるような基礎知識は乏しいけれど、伝説の名料理人の父が経営する定食屋で3つの頃から修行を積んで料理の技量は十分。知識が乏しい部分を発想力でカバーして勝利を収める爽快な展開が見どころになっています。
そういえば、ネットのつぶやきで、「けど、創真の発想ってCookPADに載ってるレシピのレベルだよな」なんて揶揄しているのがあって失笑した覚えがあります。あのね、いくら良い台本があったって役者がいなければ幕は上げられない。いくら種を知っていても人々を感動させるマジックができるかどうかは別の話。料理だってレシピが分かっていてもそれを使って人を感動させる一皿が作れるかどうかは料理人の技量次第じゃないですか。あの作品はそうやって読まなきゃ。
今日の料理も彼の発想から生まれたもの。素揚げしかできない状況で試験官の先生がおちゃうけに持っていた柿の種を取り上げて衣を付けちゃうなんてのは愉快な発想だと思います。
[材料](2人分)
・イカ:1ぱい
・柿の種:適宜
・天ぷら粉+水:天ぷら粉20g分くらい
・揚げ油:適宜
[作り方]
1.柿の種をビニール袋に入れてすりこぎなどで細かく砕きます。より綺麗に作りたい場合は洗い物が増えるけどフードプロセッサで粉砕するのがお勧め。
2.1.と水で溶いた天ぷら粉を合わせます。
3.イカはリングまたは1cm幅の短冊に切ります。ゲソも食べ易い大きさに切ります。これと2.を合わせてよくまぶします。
4.揚げ油を170度に温めて3.を投入(剥がれやすいので菜箸などで挟んでそっと入れます)。3分揚げればできあがり。
[備考]
・衣におかきを使っているのですっごい香ばしく仕上がります。調味料を使っていないのにほどよくぴりっと辛いのも柿の種の手柄ですね。
・イカに限らず川魚などを上げても美味しいですよ。
・衣に青のりを加えると磯辺揚げ風に風味が変わって結構楽しい。すりごまを入れるのもありです。
ということで、よければ一度お試しください。
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