自宅隣の神社で、晩秋から春先にかけて夜な夜な出没する、シラフチビマルトゲムシ。
もしも可能であるならば、この虫のこの生態を、他の場所でも確認しておきたい。
日曜(5日)の夜は、カシの古木の多い隣町の氷川神社に行ってみた。
そこで、マルトゲムシが好みそうな苔の生えた地面を懐中電灯で照らし、丹念に探す。しかし、残念ながら、見つからなかった。この神社では、過去に1頭だけシラフチビマルトゲムシを夜に見つけたことがあるが、なかなかリピートできない。
その代わり、地面の上で、こんな虫が1頭見つかった。
ヒメアカマダラケシキスイ。ドングリの実を食するというので、夥しいカシの実が落ちているこの神社は良い環境なのだろう。以前、春先に、この神社の落ち葉の下に忍ばせた犬FNトラップに来ていたのを何頭か見つけている。この時期にも成虫が活動している(ドングリが落ちている時期なので当然か)ので、成虫越冬のようだ。
2005年に記載された「新しい」虫であるが、このように市街地内でも見られ、自分には身近な虫である。以前は大型のアカマダラケシキスイと混同されていたのだろうか。
この夜は、カシのわずかな樹液に、クロキマダラケシキスイ、ナミモンコケシキスイ、ムナクボヒラタケシキスイ、クリイロデオキスイ(たぶん)が見られ、自分にはケシキスイnightであった。
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