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2014年12月20日18:05

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お届け物②

もう一つのお届け物はこれ。関学の高等教育推進センターから出版された本です。しかも同じものが１０冊

去年、関学に勤める知人の仲介で同センターから執筆を依頼されました。1976年から数年おきに行っている学生へのアンケートが丁度三十周年を迎えるのでちょっと凝った企画を考えたい、ついてはアンケートを採った年(1976年、1986年、1995年、2006年、2010年)の関学生を主人公にした短編小説(原稿用紙各40枚)を五編誂えたいというお話でした。しかも、プロットは教授や職員の方々5人が考えるのでそれを元に原稿を起こしてほしいという何とも怖い企画

要は、アンケート結果の遷移を表現するのに数字とグラフだけでは味気ないしわかりづらい、小説仕立ての物語を挟むことで当時の時代背景への理解を深めてもらおうという狙いです。なので、本を開くと右側のページが物語、左側のページがグラフとその説明になっています。
その依頼がなんでアマチュアの自分のところに来たかというのは予算的な問題が大きく関係していたという大人の事情はあったのですが、なんで経験のない自分がそんなキケンな企画に一も二もなく飛びついたかというのは、何事も後先考えずに行動を起こしてしまうこの性格が大きく関係していたのだと思います

ということで、去年の秋から冬にかけては週末の大半を原稿用紙とにらめっこして過ごしました。春頃からはゲラ稿(編集側からの添削と修正指示)と改訂稿の応酬で侃々諤々の議論をメールで飛ばし合いっこしたりもしておりました。顔合わせから丁度一年半。今となっては何もかも皆懐かしい(by沖田艦長)……気持ちでいっぱいです。
そして、ようやく上梓。今日、献本１０冊届きました。経緯はともかく生まれて初めて自分の文章が活字になった感慨はひとしおです。

著作権譲渡契約というのを結んでいるので、本の売れ行きはうちの家計には何の関係もないのですが、出版に関わった人間として一応宣伝しておきます。

「学生たちの日々」(1976-2010) 関西学院大学教務機構高等教育推進センター[編]
本体価格1900円+税 Amazonからも購入できます。

以上、宣伝終わり。
って、関係者以外買う値段じゃないだろ^^;(と、ぼそっと呟く)

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