読書紹介1653・「夏井いつきのスパイシーママ」

●「夏井いつきのスパイシーママ」　夏井いつき著　愛媛新聞社　05年版　1600円
　俳句に親しもうとして、テレビで活躍している著者の本を探した。本書は、愛媛新聞に著者が連載したものを本にしたもの。本書で強調していることは、俳句を教養として学ぶのではなく、最高に楽しい「遊び」として即実践することであった。そのために著者は、「ミーハー吟行隊」を組織してあらゆる場所（競輪場からスケートリンクなど思いつく限りの場所）に出かけ、句を競い合ってつくるのである。
　そんな句づくりの日々と、自分の家族のことや友人・句友のことが赤裸々に語られている本。句作のヒントとしては、連想ゲーム方式で、前の句の1字をとって後の句をつくる、というのがあった。やってみようと思ったのでした。