[難易度:2、時間:15分]
失敗は成功の母とよく言われますが。今では誰もが知る料理も失敗から生まれたものはたくさんあります。
アップルパイを作るのにパイ生地を敷かずにりんごを敷き詰めちゃったので上にパイ生地を載せたタルトタタンとか(ホントかな)。
生地にバターを練り込むのを忘れたので後からバターを差し込んでいったら生地が薄くバラバラになってできたパイ生地とか。
留守中にスープの煮込みを母に任せていたら強火で白濁するまで煮込まれてしまって使い物にならないと捨てようとしたけど飲んでみたら美味しかったラーメンの豚骨スープなど枚挙に暇がありません。
名古屋めしとしては新参者の部類の台湾まぜそばも失敗から生まれた料理です。ホントは台湾ラーメンを作ろうとして台湾ミンチを作ったまでは良かったのですが店のスープとの相性が悪い。ミンチを捨てようとした店主にバイト君が「だったら汁なしそばにしたらどうでしょう」と提案したのが誕生のきっかけでした。試行錯誤を重ねて2008年に店の新メニューとして登場したそうです。
[材料](1人分)
・中華麺(太麺):1玉
・ニラ:1本
・刻みネギ:10cm分
・にんにく:ひとかけ
・焼海苔:2〜3枚
・削り粉なければかつお節:少々
・卵黄:1個分
[ミンチパートA]
・豚肉または合挽きミンチ:50g
・ごま油:4g(小匙1)
・豆板醤:6g(小匙1)
[ミンチパートB]
・濃口醤油:4g
・オイスターソース:3g
・酒:5g
・砂糖:3g
[麺の味付けパート]
・鶏ガラスープの素:1g
・ごま油:6g(大匙1/2)
[作り方]
1.小鍋に麺を茹でる湯(分量外)を沸かし規定時間麺を茹でます。流水で麺を冷やしながらぬめりを取り、更に氷水に浸してしっかり冷却します。
2.1.をやっている間にニラ、ねぎは小口切りにします。にんにくはみじん切りにします。焼海苔はキッチンばさみで細切りにします。
3.[ミンチパートA]をフライパンに合わせてよく和えます。これを中火にかけて肉の色が変わるまで炒めます。これに[ミンチパートB]を加えて汁気がほぼなくなるまで炒めます。
※汁気が少し残ってとろみをまとった段階で火を止めるのがコツです。
4.麺をザルに揚げて水気を切り丼に移します。[麺の味付けパート]を加えてよく和えます。中央に3.を広げながら盛り付け、周囲にニラ、ねぎ、にんにく、焼海苔、削り粉を盛り付けます。中央をくぼませて卵黄を盛り付ければできあがり。
[備考]
・結構、辛いです。けど、それが病みつきになって箸が止まりません。いろいろな薬味の風味が一体となって複雑な味になっているところがGOODです。
・このレシピの段取りポイントは麺の茹で完了までの約5分間でトッピングの支度をすること。そうするとわりとあっという間に戴きますができます。
・卵黄だけをトッピングするのが定番ですが僕は全卵でもすき焼き風になってありじゃないかなと思っています。
・辛いのが平気な方は豆板醤を多めに使ってください。
・これはあくまでも基本のレシピです。生姜や茗荷、大根おろしにわさび、辛子など薬味になりそうなものはトッピングに使えますのでいろいろ試してみてください。
ということで、よければ一度お試しください。
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