mixiユーザー(id:525191)

日記一覧

●キリスト教と家族型的価値観の関係 次に、西方キリスト教の諸社会に共通してみられるものとして、家族的価値観の影響がある。 西方キリスト教は、宗教改革後、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ等でそれぞれ独自の政治的・社会的・文化的な展開を見せ

続きを読む

 中国によるチベットの侵略・支配は、少数民族への迫害の最悪の事例の一つであるとともに、共産主義による宗教弾圧の最悪の事例の一つでもあります。下記の記事「【チベット】中国侵略前に2700あった寺院、8を除いて全て破壊される」が、その苛酷さを伝えて

続きを読む

●ヨーロッパ文明の深層流とフリーメイソン  啓蒙思想は、上記のように科学的合理主義に基づく思想だが、ここで見逃してはならないのは、啓蒙思想とフリーメイソンの関係である。奇妙なことに啓蒙主義とフリーメイソンの思想は深く融合しており、切っても切

続きを読む

●啓蒙思想による意識と社会の変革   話を一旦科学革命の世紀である17世紀に戻し、啓蒙思想について述べる。 実験と観察、数理的な計算にもとづく近代西欧科学的な世界観は、合理主義を発展させた。合理主義とは、一般に理性を重んじ、思想や生活のあら

続きを読む

 北朝鮮によって拉致されたことが確実であるのに、政府によって拉致被害者と認定されていない人たちがいます。埼玉県川口市在住の藤田隆司さんの兄・藤田進さんがその一人です。 藤田進さんは、昭和51年2月7日、大学1年生(19歳)の時に失踪しました

続きを読む

●科学革命と産業革命の合体  西欧で発達した近代科学が、それ以前の非西欧的また前近代的な伝統科学と異なるのは、人間が自然を支配し、利用するという思想の上に立っている点にある。自然を物質化・手段化し、これを征服・支配し、資源として利用して、人

続きを読む

 自民党総裁選は、安倍首相と石破元幹事長の一騎打ちの様相となってきました。石破氏については、裏切りを繰り返してきた過去があります。井上新平氏のFBでのコメントを若干編集を加えて紹介します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

続きを読む

●近代西欧科学とキリスト教  宗教改革によって、カトリック教会の権威を批判することで信教の自由が得られた。そのことが西方キリスト教における教派の多様性を生んだ。また、ユダヤ人にも自由と権利が拡大したことにより、西方キリスト教圏においてユダヤ

続きを読む

●ユダヤ人の自由と権利の拡大 信教の自由の確立・拡大は、キリスト教徒だけでなく、ユダヤ教徒にも及んだ。宗教改革から市民革命の時代に、ユダヤ人は社会的な地位を徐々に高めていき、市民革命によって、ユダヤ人の自由と権利は、大きく拡大された。 中世

続きを読む

 8月15日午前、私は、国民の一人として、靖國神社に参拝し、英霊に感謝と慰霊の誠を表した。午前10時半から靖國神社の参道で行われた第32回戦歿者追悼中央国民集会に、今年も戦争未亡人のTKさん(93歳)と友人たちとともに参列した。 開会の辞に

続きを読む

●信教の自由を求める運動  ここまでルネサンス、魔女狩り、地理上の発見を踏まえて、西方キリスト教における宗教改革とその直接的影響としての資本主義の形成と主権国家の誕生について書いた。この期間は、近代の前半の17世紀半ばまでにあたる。その後、

続きを読む

 米中貿易戦争について、シナ系評論家の石平氏は、次のような見方をしている。 「中国からの貿易赤字(すなわち中国にとっての貿易黒字)の是正を目標とした米国の貿易戦争は、中国の対外輸出を直撃し中国の稼ぐ貿易黒字と外貨準備高の大幅減をもたらすこと

続きを読む

●ドイツ30年戦争と近代主権国家の誕生  16〜17世紀の西欧では、封建制の崩壊が進んだ。長く停滞していた商業の復活と貨幣経済の発達によって、地域間の結びつきが強まり、様々な封建制国家の国王は、地方の諸侯を支配下に組み込んでいった。王権の強

続きを読む

●主権の由来と教皇権の衰退 次に、主権と国家について述べる。近代国家は、領土と国民と主権を、三つの要素とする。その中心的な要素は、主権(sovereignty)である。主権は、キリスト教の文化が世界に大きな影響を与えているものの一つである。主権とは、

続きを読む

 中国では、昨年10月の中国共産党19回全国代表大会の開催以来、習近平国家主席の個人崇拝・神格化の動きが目立つようになった。本年1月に行われた中国共産党の第19期中央委員会第2回総会(2中総会)では、先の党大会で習主席が打ち出した理念「習近

続きを読む

●キリスト教と資本主義・近代化・西洋化 ヨーロッパ文明における近代化は、文化的領域で始まり、社会的・政治的・経済的の領域でも進展していった。次に重要な出来事として、資本主義の発生・発達がある。 先に書いたように、西欧における近代資本主義の発

続きを読む

 「世界の視線が朝鮮半島にくぎ付けになっている最中に、中台関係が危険な状況を呈しつつある」と拓殖大学前総長・渡辺利夫氏が、注意を喚起している。 中国は、昨年から台湾に対して強硬な発言を繰り返しており、本年4月には中国空軍の爆撃機などからなる

続きを読む

●カトリックの対抗宗教改革 プロテスタントの抗議、分離、独立に対して、カトリック教会は、遅ればせながら改革を行った。宗教改革に対して、これを対抗宗教改革という。弛緩した規律の矯正と信仰教義の再確認の動きが強まり、教皇パウロ3世によってトリエ

続きを読む

●宗教改革から宗教戦争・市民革命へ 西方キリスト教における宗教改革は、キリスト教徒同士の激しい戦争を引き起こした。また、宗教的な対立が政治権力を奪取する市民革命へと発展した。 宗教改革が本格的に開始された場所は、神聖ローマ帝国だった。この事

続きを読む

 米国のトランプ政権が、中国のウイグル族への迫害に強い懸念を表明しました。NHKテレビは、7月27日のニュースで次のように報じました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2018/07/27(金) 12:47:06.73ID:VR+Lzg5h0NHKニュ

続きを読む

●プロテスタンティズムの倫理と初期資本主義の形成 西方キリスト教と近代資本主義には、深い関係がある。マックス・ウェーバーは、西欧でのみ近代資本主義が発生・発達した原因を追求した。ウェーバーは、社会の分析において、宗教と経済の関係に注目した。

続きを読む

 米中の貿易戦争がエスカレートしている。トランプ大統領は、アメリカ・ファーストの方針によって、本年3月に鉄鋼・アルミニウム製品への関税率を上げた。主対象は、米国の最大の貿易赤字国・中国である。これに対し、中国も牛肉、大豆、自動車等の関税を上

続きを読む

●ルター、カルヴァンらが宗教改革を推進 マルティン・ルターは、1483年にドイツに生まれ、1546年に亡くなった。少年時代のルターは、フスの死後に結成され各地に広がった兄弟団の一つ、マクデブルクの兄弟団で育った。そこには、フス、さらにウィク

続きを読む