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日記一覧

●昭和戦前期のキリスト教 昭和戦前期は、わが国がかつて体験したことのない激動の時代だった。世界恐慌の大波が押し寄せ、活路を求めた大陸で起こったシナ事変は泥沼化し、追い詰められて米英と開戦するや未曾有の大敗を喫した。経済危機と戦争の時代におい

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 シナ系日本人評論家の石平氏が、中国では元号や桜などをめぐって、日本ブームが起こっていると伝えている。新元号が報じられると、中国の失われた伝統は日本に現存することに対する称賛と羨望の声が数多く聞こえる。また、桜、美しい自然風景、もてなし等が

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●日露戦争から大正デモクラシーの時期のキリスト教 明治政府は、富国強兵・殖産興業を目指して資本主義を導入し、明治20年代には製糸・紡績などの軽工業を中心に産業革命が本格化し、30年代には軍需部門を中心に重工業が発達して、産業革命が達成された

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 今上陛下の譲位に伴い、新たな元号「令和」が発表された。 元号の意義と歴史について、国学院大学名誉教授の大原康男氏が、産経新聞平成31年4月19日付に、次のように書いている。 「もともと元号は「地上の帝王は唯一至高の『天』から一般人民を教化

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●ナショナリズムの高揚と内村鑑三不敬事件 日本は明治20年代の初め、近代国家としての基礎づくりができた。1889年(明治22年)にアジアで初めての近代的な成文憲法である大日本帝国憲法が公布された。明治憲法は、日本の国柄を踏まえて天皇を統治権

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●陽明学からプロテスタンティズムへ 先に、武士や武士の子弟がキリスト教、またそのうちのプロテスタントに多く改宗・帰依した要因の第一に、陽明学の浸透を挙げた。この点について詳しく書く。 徳川幕府は幕藩体制を維持するため、朱子学を公認教学とした

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 名古屋市立大学人文社会学部教授の松本佐保氏は、国際政治史の専門家で、国際政治と宗教の関係を研究を行っている。著書に『バチカン近現代史』(中公新書)、『熱狂する「神の国」アメリカ』(文春新書)他がある。 松本氏は、産経新聞平成31年2月19

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●士族のプロテスタンティズム 西洋諸国が進出したアジア、アフリカ、ラテン・アメリカでは、どの民族でも知識階層にあってキリスト教に入る者が現れた。基本的には日本でもそれが起こったわけだが、興味深いのは、なぜ武士や武士の子弟が、江戸時代から長く

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アイヌ新法論をアップ
2019年04月19日10:28

 4月9日から本日にかけてブログとMIXIに連載したアイヌ新法論を編集し、マイサイトに掲示しました。通してお読みになりたい方は、下記へどうぞ。■アイヌ新法は日本を分断し、亡国に導くhttp://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion13-04.htm★補説 平成3

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 最終回。●新法成立の場合、予想されること これまで述べてきたように、アイヌに関しては、様々な問題がある。だが、そうした問題が国民に知らされないままに、アイヌ新法が成立しようとしている。 アイヌ新法案には、先住民族という規定が入っている。こ

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●幕末から明治初期のキリスト教 鎖国下で日本文明は熟成期を過ごし、独自の文化を開花させた。宗教的には、神道と仏教・儒教の融合・発展が見られる。後二者の日本化が進んだ。 1853年、アメリカのペリー提督率いる黒船が来航し、圧倒的な軍事力を誇示

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●アイヌ系団体の政治的な偏向 公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構は、学習用副読本を作って、北海道の小中学生に配布している。その内容に「(日本)政府がアイヌの人達に断りも無く(北海道を)一方的に日本の一部とした」と書かれている。これは歴

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●徳川幕府による禁教と鎖国 先に豊臣秀吉によるキリスト教の禁圧について書いたが、日本人は、キリスト教に対して伝統・国柄と相容れないものを感じ、キリスト教の伝道によるヨーロッパ文明の侵入を防ぐため、徳川幕府は鎖国政策を取った。そして、幕藩体制

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●アイヌの認定 実は、アイヌと認定するのは国でなく、公益社団法人北海道アイヌ協会が認定している。アイヌ協会の理事長が承認すれば、アイヌと認められ、補助金等を受けられる。 アイヌ協会は、「アイヌの血を引くと確認された者」のほか、その家族・配偶

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●ハビアンの宣教と棄教 ここで安土桃山時代から江戸時代の初期の日本人イエズス会士、ハビアン(ファビアン)こと不干斎巴鼻庵について記したい。ハビアンは、日本におけるキリスト教を考えるうえで、重要な人物だからである。 ハビアンは、一説によると、

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●アイヌとは何か アイヌとは何か。かつては、アイヌ民族は縄文人の子孫であり、原日本人であるという見方が定説のようになっていた。だが、最近の研究によって、そうではないことが明らかになっている。 アイヌが北海道の歴史に出現するのは、13世紀以降

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●豊臣秀吉によるキリスト教の禁圧 わが国は、伝統的に固有の宗教である神道と、インド・シナ・朝鮮を経て伝来し土着化した仏教が、国民の多くの信じるところである。また、これらの宗教には、儒教・道教の思想が一部集合して、国民生活の中に深く浸透してい

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●先住民族に関する国連宣言・国会決議 こうした国際的な左翼の動きの結果、平成19年(2007年)9月13日、国連で「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が採択された。国連宣言は、先住民族に関して、自己決定権、自治権、国政への参加と独自の制度

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●日本へのキリスト教の伝来 日本文明は、古代東アジアの主要文明であったシナ文明の刺激を受けて、その周辺文明の一つとして発生した。始めのうちはシナ文明に依存し、宗教・政治制度・文字・芸術・技術等を借用していたが、7世紀から自立性を発揮し、9世

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 私は4月7日に札幌でアイヌ新法に関する講演を行った。その際、話したことをもとに、アイヌ新法の危険性について短期連載する。●はじめに 新しい元号が発表された。「令和」という元号は、はじめて日本の古典である万葉集からとられた。4月30日に今上

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●台湾とキリスト教 台湾は、シナ大陸の一部ではなく、歴史的にシナの支配を受けたこともない。日本が日清戦争後に割譲を受ける前、シナでは「化外の地」一つとされていた。 1895年から1945年まで日本が統治した50年間、日本は欧米の植民地政策と

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 財務省の増税路線を厳しく批判するエコノミスト、田村秀男氏は、産経新聞平成31年3月24日付けに、現在日本を覆っている増税の「空気」を吹き飛ばさんと議論を展開している。 「空気」とは、山本七平の用語で、わが国独特の社会心理現象を指す。私の理

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●シナ人キリスト教徒の活躍〜宋一族と孫文 シナで清朝末期から中華民国及びそれ以降の時代にかけて活躍し、巨大な富と権力を握った一族が、宋一族である。一族の祖・宋耀如は、チャーリー宋、宋嘉樹ともいう。1863年生まれの客家人で、9歳で単身渡米し

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●シナとキリスト教 東アジアに位置するシナ文明は、古代の長江文明、黄河文明の時代から続く一個の文明である。儒教、道教を生み出し、インド伝来の仏教を独自に発達させ、これらの宗教を東南アジアや東アジアに伝えた。 キリスト教のシナへの伝播は、7世

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 シナ系日本人評論家、石平氏は、産経新聞平成31年3月21日の記事で、中国の習近平個人独裁体制は極端な個人独裁であるがゆえの落とし穴があることを指摘している。大意は次のとおりである。 「習主席は、政治・軍事・外交・経済など多方面にわたってす

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