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日記一覧

●集団救済の宗教 宗教には、個人救済の宗教と集団救済の宗教がある。ユダヤ教は、個人救済の宗教ではなく、集団救済の宗教である。神が奇跡を起こして救うのは、ユダヤ民族という集団である。集団を救うことによって、その集団を構成する個人をも救う。集団

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 アメリカの政治学者マイケル・サンデルは、読売新聞本年1月3日付の記事で、トランプ現象について見解を述べた。 私は、拙稿「人権――その起源と目標」第10章で「人権と正義」について述べた際、サンデルの公共哲学における正義論について論じた。http

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●神ヤーウェ ユダヤ民族の祖先であるアブラハムが契約を結んだとされる神は、ヤーウェという。一部で使われているエホバは誤読で、ヤーウェが正しいとされる。ヤハウェとも書く。 ヤーウェは、「わたしはある。わたしはあるという者だ」(『出エジプト記』

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●藤井氏の世界及びアメリカに関する見方(続き) 藤井氏は、グローバリズムが目指すもの及び世界の将来について、次のように書いている。「無国籍企業的なエスタブリッシュメントを代表する組織としては、日米欧3極委員会や、ビルダーバーグ委員会、ダボス

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●教祖はいない ユダヤ教には、教祖として特定できる個人はいない。ユダヤ教は、民族の長い歴史を通じて発達してきた。ユダヤ民族の祖とされるアブラハムは、神ヤーウェと契約を結んだ。契約の時期は紀元前2千年紀の初頭と考えられるので、ユダヤ教はそれ以

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●藤井氏の世界及びアメリカに関する見方 藤井厳喜氏は、著書「トランプ革命で復活するアメリカ」で、世界情勢及び今回の米国大統領選の背景について、次のような見解を述べている。 藤井氏は、2016年米国大統領選挙の対立構図を次のように捉えていた。

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●ユダヤ教徒とユダヤ人の違い  ユダヤ教を信じる者をユダヤ教徒という。ユダヤ教徒はユダヤ人だが、すべてのユダヤ人がユダヤ教徒ではない。「ユダヤ人>ユダヤ教徒」という関係にある。 ユダヤ人は、身体的特徴を有する人種ではない。またユダヤ人には宗

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●藤井氏は最も早くトランプ当選を予測し的中させた 2016年(平成28年)の米国大統領選挙について、わが国には、少数ながら早くからトランプの勝利を予想していた有識者がいる。その中で最も早くトランプの当選を予測し、その予測を一貫して公言し、的

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●ユダヤ教の宗教学的位置づけ ユダヤ教の概要について、まずユダヤ教の宗教学的及び文明学的位置づけを述べる。 宗教学では、宗教の原初形態として、マナイズム、アニミズム、フェティシズム、動物崇拝、トーテミズム、天体崇拝、自然崇拝、シャーマニズム

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●はじめに 人類は今日、核戦争による自滅と地球環境の破壊による生存の危機に直面している。未曾有の危機を解決するには、現代の世界を覆っている近代西洋文明の欠陥を是正し、その弊害を除去しなければならない。そして、人類が互いに共存共栄でき、自然と

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 大東亜戦争の敗戦後、我が国を占領したGHQは、占領政策の目的を、日本が再び米国及び世界の脅威とならないようにすることにおいた。一言で言えば、日本の弱体化である。最大のポイントとされたのは、天皇の権威を引き下げ、天皇の権限を少なくし、天皇と

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 拙稿「人権――その起源と目標」は、第4部第12章「人権の理論と新しい人間観」の連載を終え、マイサイトに掲示しました。既に掲載してある第11章の後に追加しました。通してお読みになりたい方は、下記へどうぞ。http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinio

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 昨年12月4日から本年1月14日にブログとMIXIに連載したドナルド・トランプ米次期大統領に関する拙稿を編集して、マイサイトに掲示しました。通してお読みになりたい方は、下記へどうぞ。 ■トランプ時代の始まり〜暴走か変革かhttp://www.ab.auone

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 最終回。●日本への影響とそれへの対処(続き) 外交・安全保障についても同様である。特に対中国の政策に関して、それが言える。トランプは、選挙期間中から「大統領就任初日に中国を『為替操作国』に認定する」「中国のハッカーや模造品に規制強化する」

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 最終回。●精神的・道徳的な向上を促す力が待望される 物心調和の文明、共存共栄の世界を建設する上で、最大の道徳的な課題は、人類はそれぞれの共同体的な集団におけるような、家族的生命的なつながりを基にした同胞意識や連帯感を、ネイション(国家・国

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●日本への影響とそれへの対処 結びに、来るべきトランプ政権の日本への影響とそれへの対処について書く。 私は、東日本大震災の発生後、平成23年(2011)5月に、「日本再建をめざして〜実行すべき課題」を発表し、マイサイトに掲載している。http:/

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●心霊論的人間観の確立を いったい人生の根本問題とは何か。成長して大人になること、自分に合った伴侶を得ること、子供を産み育てること、よい死に方をすること。私はこれらに集約されると思う。これは、様々な宗教・哲学・思想の違いに関わらず、人間に共

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(4)中国(続き) 先に書いたトランプの対中強硬姿勢は、中国指導部に警戒と反発を引き起こしている。特に保護主義的な経済政策は、苦境に陥っている中国経済に追い打ちをかける、との懸念が高まっている。 トランプは「大統領就任初日に中国を『為替操作

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●人権の起源と目標 人権の起源は、近代西欧発の普遍的・生得的な権利という観念にあるが、人権の実態は歴史的・社会的・文化的に発達してきた権利である。生まれながらに誰もが持つ「人間の権利」ではなく、主に国民の権利として発達してきた「人間的な権利

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(4)中国 トランプが米国の政策を転換することで最も大きな影響を受ける国は、おそらく中国だろう。トランプ政権の対中国政策については、既に経済政策、外交・安全保障政策の項目で触れたが、ここであらためて中国への影響という観点から書きたい。 まず

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●人権発達のための実践で重要なこと(続)(11)国家の役割が重要であることを認識する 次に、人権発達のための実践において、国家の役割が重要であることを認識する必要がある。現代の世界は、さまざまな国家が並存している国際社会である。国際社会にお

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(3)中東 トランプ新政権の中東への影響に関しては、ロシアに関する項目に少し書いたが、米露関係が最も鋭い緊張を生んでいるのは、シリアをめぐってである。ロシアは、バッシャール=アル・アサドの政権側に空軍部隊を派遣し、反体制派を支援する米欧と真

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●人権発達のための実践で重要なこと(続)(8)現実を踏まえ、漸進的な改善を目指す 次に、人権発達の実現は、世界の現実を踏まえ、漸進的な改善を目指すべきである。ミラーは、「複数のネイションからなる世界」のための国際的正義は、「基本的人権の普遍

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(2)ロシア ヨーロッパで、リベラル・ナショナリズムの運動が高揚することは、ロシアにとって、ヨーロッパに影響を広げる好機である。EUの弱体化や分裂は、ロシアにとって願ってもないところである。英国のEU離脱決定を、プーチンは大いに歓迎した。ロ

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●人権発達のための実践で重要なこと(続)(5)人間の他者依存性と自己責任性を理解する 次に、権利・義務・責任を帰すべき主体である人間には、他者依存性と自己責任性があることを理解することが必要である。ミラーが説くように、人間は他者に依存する存

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謹賀新年
2017年01月01日01:27

 明けましておめでとうございます。  旧年中はご愛読いただき、また貴重な情報とご意見を賜り、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。  拙稿「人権――その起源と目標」は、平成24年(2012)7月8日にブログとMIXIに連載を

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