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日記一覧

●教皇ピウス11世、12世がナチスに協力 1933年1月、ドイツで国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の党首アドルフ・ヒトラーが政権を取ると、ローマ教皇ピウス11世は、「ドイツ政府元首ヒトラーが共産主義ならびに虚無主義とあくまで戦う決意の人

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●カトリックへの弾圧〜ビスマルクの文化闘争 ドイツもまたイタリアと同じく近代化の後進地域にあって、統一を目指した。ローマ教皇ピウス9世は、イタリア統一の際にはヴァチカンに幽閉され、イタリア王国と断交状態になったが、ドイツに関してはビスマルク

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 1月22日にモスクワで日露首脳会談が行われましたが、領土交渉には何の進展も見られませんでした。私にとっては、残念ながら予想通りです。昨年9月12日、プーチン大統領が日本側に「年末までに前提条件なしで平和条約を締結しよう」と提案したのを受け

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●イタリアの統一と教皇の幽閉 イタリアは、16世紀以降、地理上の発見に続く商業革命によって大きな影響を受けた。経済が沈降し、他国の干渉を受けた。そのため、近代国家としての統一が遅れた。 イタリア統一運動の指導者、ガリバルディは、1860年に

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 1月15日イギリス議会下院が、メイ首相のEU離脱協定案を否決しました。反対が7割近くという大差での歴史的敗北でした。しかも与党の議員が多数造反しました。英国内は意見が四分五裂し、一つにまとまる兆しが見えません。メイ首相が苦渋の修正案を出し

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●近代におけるカトリック教会の守旧と宣教 カトリック教会は、16世紀にルター、カルヴァンらの批判を受け、対抗宗教改革を実施して、組織の引き締めを図った。ヨーロッパにおける近代化の進行の中で、カトリック教会は近代化に対抗する守旧勢力だった。近

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●キリスト教的実存主義と無神論的実存主義 ティリッヒの項目に、彼がその哲学的神学の中に実存主義を摂取したと書いた。実存主義は、ジャン=ポール・サルトルが提唱した思想である。フランス人だが、ドイツの実存哲学との関係でここに補足として書く。 サ

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 軍事専門家の見方の続きです。●元防衛省情報分析官・西村金一氏 「韓国が救助作戦中と主張する北朝鮮船について、「線が引っ張られている。これはAMモールス通信アンテナ。モールス通信をやるのは長距離で連絡する必要がある。北朝鮮の特殊部隊か工作員

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●ティリッヒ〜「神を越えた神」の神学を説く パウル・ティリッヒは、1886年にルター派教会の牧師の息子としてドイツに生れた。大学で哲学と神学を学び、シェリングに関する学位論文を書いた。一時社会主義思想に共鳴し、フランクフルト学派の成立に寄与

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 韓国駆逐艦レーダー照射問題は、日韓の話し合いで平行線が続いています。素人でも、日本側には非がなく、韓国側は自らの非を認めようとしていないことが明らかにわかります。 1月14日シンガポールで行われた日韓実務者協議で、日本側は証拠となるレーダ

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●ブルトマン〜聖書の非神話化と実存論的解釈を提唱 ルドルフ・ブルトマンは、1884年にドイツに生まれたルター派の神学者、聖書学者である。ブルトマンは、1976年に死去した。同年、ハイデッガーも死去した。 ブルトマンは、新約聖書の研究に様式史

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●バルト〜「神の言葉の神学」を探究 1886年に生まれたカール・バルトは、神学生時代に、聖書の歴史的・批評的研究や自由主義神学、カント、シュライエルマハー等を学び、大学卒業後は、改革派教会の牧師を務めた。 1919年に発表した『ローマ書講解

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 韓国駆逐艦レーダー照射問題について、ジャーナリストでノンフィクション作家の門田隆将氏は、日本政府は韓国政府に次の質問をすべしと提言しています。 「日本は、火器管制レーダー照射の証拠をさらに突きつけた上で、以下の問題を韓国に問い質さなければ

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●危機の時代に弁証法的神学が登場 第1次世界大戦は、ヨーロッパのキリスト教徒が抱いていた希望に満ちた確信を打ち砕いた。たとえば、自由主義神学のハルナックは、神の国は神自身がキリストにおいて建設するものではなく、人間の誠実な努力によってもたら

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 昨年12月20日、能登半島沖で、海上自衛隊のP1哨戒機が韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーを照射されました。日本側と韓国側の言い分が食い違い、しかも韓国側は言うことを二転三転させました。防衛省はようやく28日に、P1が撮影した関連動画を

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●ヤスパース〜キリスト教を超える包超者への信仰 カール・ヤスパースは、1883年にドイツに生まれた。「実存哲学」の哲学者として、ハイデッガーと並び称される。また、その哲学をもとに人類の歴史を把握し、人類の未来について多くの提言をした。 ヤス

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●ハイデッガー〜存在の探求の中で、「新しい朝」を待望 前の項目に19世紀後半から第1次世界大戦、第2次世界大戦までを一気に書いたが、この危機と不安の時代に、西方キリスト教の神学と哲学の直面する課題に真摯に取り組んだ思想家たちがいる。ハイデッ

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●ユングはナチスをどう見たか ニーチェは、来るべき2世紀をニヒリズム到来の時代といったが、西欧には19世紀末から確かに大きな精神的変化が表れた。 フロイトの弟子の一人で非ユダヤ人である深層心理学者カール・グスタフ・ユングは、第1次世界大戦か

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 AI開発でなぜ中国が短期間の間に米国の水準に追いつき追い越せたか。国家的なスパイ活動によって、米国から先端技術関連データを入手してきたことが大きな理由でしょうが、それだけで出来ることではありません。中国のAI開発の先駆者と目される李開復氏は、

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●ナチスの猛威とユダヤ人迫害 ドイツでは、第1次大戦の敗戦後、帝政が廃止され、共和制となった。当時最も進歩的といわれたワイマール憲法が制定された、民主的な政治が行われていた。しかし、ワイマール憲法は国家体制の規定に問題点を孕んでいた。連立政

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 櫻井よしこ氏が、昨年自称元徴用工問題に関して書いた論稿に、文政権の本質と韓国保守派の主張が書かれています。長文ですが、最後の節の重要部分を抜粋します。 「文政権下の韓国で進行中の事態は教育、軍、司法、外交のいずれにおいて も通常の法治国家

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●ドイツの統一、躍進、敗戦  ナポレオン戦争により神聖ローマ帝国が滅亡した後、ドイツでは、ナショナリズムが高揚し、統一への機運が高まった。統一をリードしたのはプロイセン王国だった。  首相となったビスマルクは、工業化による経済成長、文化闘争

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●世俗化と進化論の影響 19世紀後半以降の西方キリスト教文明では、世俗化(セキュラリゼイション)が進行した。世俗化とは、文明学的にはその文明の中核にある宗教の社会的・政治的・精神的な影響力が弱まっていくことである。キリスト教文明における世俗

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謹賀新年
2019年01月01日01:19

 明けましておめでとうございます。  旧年中はご愛読いただき、また貴重な情報とご意見を賜り、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。  拙稿「キリスト教の運命〜終末的完成か発展的解消か」は、平成30年(2018年)1月25日に

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