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日記一覧

●ユダヤ教の二面性に対処する 第五に為すべきことは、ユダヤ教の二面性を理解し、これに対処することである。ユダヤ教は民族宗教だが、その教えには民族的特殊性と人類的普遍性の両面がある。この点について、ユダヤ人の歴史家マックス・ディモントの著書『

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 今年(平成29年、2017年)は、1月20日に米国大統領に就任したドナルド・トランプ大統領が世界に重大な影響を与えた年だった。「アメリカ・ファースト」の方針のもと、環太平洋連携協定(TPP)から離脱、地球温暖化対策の国際枠組みを脱退を進め

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●結びに〜対岸の火事ではない 2016年6月、英国は国民投票の結果、EUを離脱することを決めた。この決定が、各国のリベラル・ナショナリズムの政党を勢いづけた。さらに同年11月のアメリカ大統領選挙で、「アメリカ・ファースト」を掲げ、不法移民の

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●グローバリズムを克服する 第三に為すべきことは、グローバリズムの克服である。グローバリズムについては、前章までに何度か書いたが、グローバリズムはグローバリゼイションを戦略的に進める思想であり、ユダヤ的価値観を世界的に普及させようとする思想

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●フランスの移民問題 2017年4〜5月のフランス大統領選挙は、世界的な関心を集めた。前年6月イギリスが国民投票でEUを離脱を決めたので、フランスはどうなるかが注目されたのである。 英国のEU離脱を「ブレグジット(Brexit)」という。これに対

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 拙稿「ユダヤ的価値観の超克〜新文明創造のために」は、最終章に入る。本章では、これまでの記述を踏まえて、ユダヤ的価値観をいかに超克するか、またいかにして新しい地球文明を創造するかという本稿全体の主題について述べたい。 予め要旨を書くと、人類

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●オーストリアとイタリアの動向 英国が国民投票でEU離脱を決め、米国の大統領選でトランプが勝利した後、2016年12月4日、オーストリアとイタリアで重要な出来事があった。オーストリアでは、大統領選挙のやり直し決選投票が行われた、リベラル・ナ

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●アタリは超民主主義に向かう21世紀の歴史を描く 次に、もう一人、世界的に注目されているユダヤ系フランス人、ジャック・アタリについて書く。 アタリは、1943年アルジェリア生まれの経済学者である。現代ヨーロッパを代表する知性の一人とされる。

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●オランダの移民問題 西欧諸国の中でも、とりわけオランダの状態は深刻である。ドイツ、フランス、イギリスにおける移民の人口比は7〜9%だが、オランダでは2010年の時点で、人ロ約18%が外国人だった。その外国人には、西洋文明諸国以外からの移民

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●トッドは家族制度と人口統計から人類の未来を予測(続き) 私がトッドの主張で最も注目するのは、21世紀半ばに人類の人口は均衡に向かい、世界は政治的に安定し、平和になっていくと予測していることである。人口の維持には、合計特殊出生率が最低2.0

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●ドイツの移民問題 2010年10月16日、アンゲラ・メルケル首相は、ある講演で「多文化主義は失敗した」と述べた。 その講演は、ベルリン南西郊外のポツダムで開催されたキリスト教民主同盟(CDU)の青年部会で行われた。CDUは先に書いたように

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●トッドは家族制度と人口統計から人類の未来を予測 21世紀の現在、個性的な主張をして世界的に注目を集めているユダヤ人の論者に、エマヌエル・トッドとジャック・アタリがいる。先に第4章で、ユダヤ人の活躍を除くと19世紀末からのフランスの文化的栄

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 私は、6年ほど前に移民問題について、「トッドの移民論と日本の移民問題」を書いた。以後、今日までの間に移民問題は世界的な大問題になってきている。http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion09i.htm 本稿は、上記の拙稿に書いたヨーロッパの移民問題に関

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●集団的自由主義としてのコミュニタリアニズム  自由主義には、個人主義的な形態と集団主義的な形態がある。個人主義的形態とは、個人を単位とし、個人の自由と権利の確保・実現を目的とするものである。集団主義的形態とは個人の自由を尊重しつつ家族・地

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●多様性を増すリベラリズム ナショナリズムに次いで、今日のユダヤ人が多く信奉しているのは、リベラリズム(自由主義)である。ユダヤ人は、古代において他民族の奴隷となり、隷従からの解放を切望した。ヨーロッパでは、長く差別と迫害の対象となり、圧迫

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 いよいよレーザー兵器の時代になります。多弾頭のICBMをレーザー砲で確実に迎撃できる段階になれば、戦争のあり方が大きく変わるでしょう。産経新聞平成29年8月26日の記事は、次のように伝えています。 「レーザーは目に見えず、音らしい音もない

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●ユダヤ人のナショナリズム ナショナリズムは、近代国民国家の形成とともに、17世紀のイギリスで発生し、18世紀のフランスで発達して、19世紀にヨーロッパ及び諸大陸に広がった。 ユダヤ人のナショナリズムは、ほかの民族が近代的な国家・国民を形成

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 ブログとMIXIに連載した北朝鮮の最新動向に関する拙稿を編集して、マイサイトに掲載しました。通してお読みになりたい方は、下記へどうぞ。 ■北朝鮮の核がアジアと世界を危機に陥れるhttp://khosokawa.sakura.ne.jp/  右上の「NEW」の題目をクリッ

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 11月29日の北朝鮮のICBM発射実験について、わが国の新聞各紙は、社説にどう書いたか。主なものを抜粋する。◆産経新聞 「北朝鮮に核・弾道ミサイル戦力を放棄する考えなどない。それが改めて明確になった」 「日本は、同盟国である米国や国際社会

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●現代ユダヤ人の様々な思想 ユダヤ人とは、狭義ではユダヤ教徒のことであり、ユダヤ教徒には宗派による違いがある。また、広義ではユダヤ民族のことであり、キリスト教等の他宗教に改宗した者や無神論者・唯物論者等がいる。またユダヤ人には、様々な政治的

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 12月6日トランプ米大統領は、エルサレムをイスラエルの首都と認定し、テルアビブにある米大使館の移転手続きを開始するよう国務省に指示したと正式発表しました。昨年の大統領選挙で公約していたことを実行に移すものです。http://www.sankei.com/wor…/

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●アメリカ及びそれ以外のユダヤ教徒 ここでアメリカのユダヤ人社会の信仰ついて捕捉する。アメリカでは、ユダヤ教の正統派・超正統派が合わせて約1割、改革派が約3割、保守派が約3割いるといわれる。うち最も政治的・経済的に活躍しているのは、改革派で

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 平成28年(2016年)3月29日に施行されたわが国の安全保障関連法は、朝鮮半島有事はかつての周辺事態法ではなく、重要影響事態法によって対処するものとなっている。放置すれば日本への直接の武力攻撃に至るおそれがある事態において、わが国は米軍

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●米猶を結ぶ宗教的な絆 アメリカとイスラエルの関係の強化には、宗教的な理由もある。 ユダヤ・ロビーには、キリスト教団体が参加している。 アメリカのキリスト教徒には、左派と呼ばれるリベラルと右派と呼ばれる保守派がいる。ユダヤ・ロビーに参加して

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 世界の核保有国は、国連安保理常任理事国でもある米国、イギリス、フランス、ロシア、中国。これらのほかインド、パキスタン、北朝鮮が保有を表明している。また、イスラエルも公式な保有宣言はしていないものの、事実上、核保有国とみなされている。 北朝

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●アメリカの政治とユダヤ・ロビー(続き) アメリカには、現在約300の全国的ユダヤ人団体があり、そのうち、政治活動を行う団体は、十数団体である。それらの団体がユダヤ・ロビーである。なかでも最大の組織が、アメリカ=イスラエル公共問題委員会(A

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