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日記一覧

●G7は一枚岩ならず、米国はアフガンで大失敗 2021年6月11〜13日、主要7カ国首脳会議(G7)が、英国コーンウォールで開かれた。最大のテーマは、軍事と経済の両面で台頭する中国とどう向き合うか、だった。バイデンにとって、専制主義の中国に

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 武士の最も代表的な武器は、刀です。刀は刃物であり、殺人の道具です。武士たちは刀の用い方を磨き、必殺の技を競いました。しかし、剣の技をさらに深く極めた武芸者は、剣を無用とするような境地へと至りました。そうした武芸者の一人が、柳生石舟斎です。

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4.今日における「民主主義対専制主義」●バイデンは「民主主義対専制主義」を打ち出した 20世紀の世界において、世界的な構図として、ロシア革命後は「資本主義対社会主義」、第2次世界大戦期は「民主主義対ファシズム」、戦後期は「自由主義対共産主義

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 武士道の書としては『葉隠』が有名ですが、『葉隠』は佐賀鍋島藩という一地方で密かに伝えられたものに過ぎません。これに対し、『葉隠』とほぼ同じく江戸時代初期に成立し、江戸時代を通じて広く武士道の規範とされ、さまざまな藩で読み継がれた書が、『武

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●民主化の停滞と専制主義の拡大(続き)・「アラブの春」と民主化の蹉跌 中東・北アフリカに目を転じると、2011年、チュニジアで23年間独裁体制を続けたベン・アリ大統領が辞任に追い込まれ、国外に逃亡した。その成功はエジプトに飛び火し、30年間

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 武士道の真髄を説いたものとされる『葉隠』は、死に急ぎの哲学ではありません。若くして散ることを美化しているどころか、『葉隠』は随所に生き通して義を尽くすことをうたっています。 語り手である山本常朝は、言っています。「一、武士道においておくれ

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●民主化の停滞と専制主義の拡大(続き)#カラー革命とそれへの反力 冷戦終焉後、欧米勢力は旧ソ連圏で影響力を強めた。その影響のもと、2003年〜05年に、旧ソ連の国々で民主化を求める政治運動が起こった。ジョージア(旧名グルジア)で起きた政変は

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 「武士道といふ事は、死ぬ事と見つけたり」――この一句によって武士道の精髄を表すものとされるのが、『葉隠』です。 『葉隠』は、佐賀鍋島藩士・山本常朝(つねとも)(1659-1719)の談話を書き留めた書です。常朝は、9歳で藩主鍋島光茂に仕え、以来、

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●民主化の停滞と専制主義の拡大 米ソ冷戦の終焉後、非西洋文明の国々では、専制主義の国家が一定程度民主化したものの、その後、再び専制化している例が少なくない。その例を共産主義の動向とイスラーム教文化圏の変動を中心に見ていきたい。・旧ソ連の動向

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 「忠臣蔵」は、なぜこんなに人気があるのでしょうか。赤穂浪士による吉良邸討ち入りは、元禄時代の江戸庶民を熱狂させました。この事件をもとに「仮名手本忠臣蔵」という芝居が作られ、江戸や大坂で大ヒットしました。事件から約300年たった現代において

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●20世紀以降の世界における独裁体制の事例・ソ連共産党とスターリン ロシアでは1917年2月、立憲民主党を中心とした臨時政府が樹立され、圧政を続けたロマノフ朝は終焉を迎えた。同年10月、労働者・兵士が蜂起して臨時政府を倒し、ボルシェヴィキと

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 武士道というと、多くの人は『葉隠』を語ります。「武士道とは死ぬことと見つけたり」という一句はあまりにも有名です。しかし『葉隠』は佐賀鍋島の地方武士の作であり、書かれた当時、それほど社会的影響を与えた書ではありませんでした。これに比し、江戸

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●世界大戦の時代における民主主義と専制主義・第1次世界大戦による専制主義の後退 第1次世界大戦は、連合国と同盟国の戦いだった。連合国とは、イギリス・フランス・ロシア帝国の三国協商を核とした諸国をいう。協商国といわれることもある。同盟国は、ド

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 『五輪書』は、必ず勝つために、心身を鍛錬し、数々の死闘を生き抜いてきた武芸家の書です。 本書は、地・水・火・風・空の5巻で成っています。「地の巻」では、兵法の道の概要、二天一流の見立て、自分の流儀を二刀と名づけた理由、兵法を治める際の心が

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●近代西欧の民主主義(続き)・市民革命と独裁者の出現 自由主義的な民主主義(リベラル・デモクラシー)が形成される歴史は、闘争と流血の過程であり、しばしば独裁者が出現した。 イギリスでは、古代から中世まで専制主義による王君政治が行われた。しか

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 「道」という言葉は、何かの技術や趣味を表す言葉につけて用いられます。たとえば、茶道、華道、書道、柔道、合気道など。このように「道」という言葉がつくと、単なる技術や趣味ではなく、それ以上のものが含意されます。すなわち、技術の熟達や趣味の追

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●近代西欧の民主主義・近代民主主義の発生・発達 民主主義は、古代ギリシャのポリスが滅んだ後、長く人類の歴史から姿を消していた。民主主義は、古代ギリシャにおいては愚民政治ないし暴民支配を意味するものとして、しばしば嫌悪された。それが望ましい政

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 戦国時代の武士は、なによりも戦闘者でした。しかし、徳川家康によって戦国時代に終止符が打たれると、武士には天下を統治する為政者という役割が課せられるようになりました。ここで武士道は、天下公共のために尽くす道として発展していきます。 家康は江

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●古代ギリシャの民主主義(続き)・プラトンの考察〜独裁制はなぜ生まれるか 古代ギリシャを代表する哲学者プラトンは、アテネで活躍した。紀元前428年か427年の生まれ、前348年か347年の没である。アテネの民主政は既に最盛期を過ぎていた時代

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 ここで武士の歴史について振り返ってみましょう。武士という階級が現れたのは、平安時代の後期、10〜11世紀頃です。 12世紀末には、源頼朝が鎌倉に幕府を開きました。この時から約700年間、わが国では武士が政権を担う時代が続きました。戦士の階

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3.民主主義と専制主義の歴史 民主主義と専制主義の歴史を、古代ギリシャ、近代西欧、20世紀以降の世界の順に概観したい。●古代ギリシャの民主主義・アテネの民主主義の発生と消滅 人類の歴史上、ほとんどの社会では、部族の長や国王等が権力を掌握し、

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 「織田がつき 豊臣がこねし 天下もち 骨も折らずに 食らう徳川」という俗謡があります。信長は古い秩序を破壊する役割、秀吉は新しい体制を建設する役割、家康はそれを整備し継続・管理する役割をしました。彼ら三人の連携によって、日本は分裂・対立の

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●専制主義の諸相(続き)・専制主義勢力としての共産主義とイスラーム教 現代世界における専制主義の2大勢力は、共産主義とイスラーム教である。 共産主義は、1848年にドイツでカール・マルクスとフリードリッヒ・エンゲルスが唱えた思想である。19

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 徳川家康は戦乱が続く天文10年(1542)、三河の国は松平家に誕生しました。家康の祖父そして父も家臣に暗殺されました。母は政略で離婚し他家に嫁いでいきました。家康自身も幼くして織田信秀、次いで今川義元の人質となりました。こうして家康の生涯は、

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●専制主義の諸相・専制主義における善政と悪政 専制主義は、集団のうちの一人または少数者が政治参加の権利を占有し、一人または少数者が集団の意思を決定する制度である。その制度を悪しきものと批判する考え方に立つと、専制主義は無条件に否定すべきもの

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 織田信長が本能寺で明智光秀に暗殺されると、羽柴秀吉は合戦中の毛利に和睦を申し出て引き返し、明智光秀を討ちました。秀吉は百姓の子供でしたが、草履取りからスタートして出世街道を駆け上がり、信長家臣中で有数の実力者になっていました。信長の葬儀で

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●民主主義の諸相(続き)・民主主義において独裁を防ぐ方法 自由主義的な民主主義の国家では、独裁者の出現を防ぐために、多くの場合、権力の集中を防ぎ、行政・立法・司法の三権の分立を行っている。三権分立の仕方は、国によって異なるが、何らかの形で権

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 応仁の乱より後、約百年の間、日本は戦国時代となり、国としての統一を失っていました。その分裂状態から、再び統一を取り戻すためには、抜群の力を持つ英雄の出現が必要でした。その英雄こそ、織田信長だったのです。 信長は、桶狭間の戦いで、自軍の数倍

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●民主主義の諸相(続き)・議会制民主主義を否定する論理 非常時における集権体制について考えるために、ドイツの事例を検証しておきたい。 ドイツ・ワイマール共和国時代の政治学者カール・シュミットは、1921年の著書『独裁』で、「専制」と「独裁」

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 今日、わが国では、親が子を殺し、子が親を殺し、夫が妻を、妻が夫を殺す事件が多発しています。ちょっとしたもつれで、男女が殺人に至る事件も続発しています。教師が児童に性的ないたずらを、警官が婦女に暴行をする事件も珍しくありません。老人を相手に

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