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日記一覧

●宗教改革の先駆者は弾圧された イタリア・ルネサンスは、文化の再生・復興の動きだったが、その時代は、人間再発見の光の下で、人間の心の闇の部分が広がる時代でもあった。 枢機卿ロドリーゴ・ボルジアは貴族の出で、愛人に産ませた子供が数人いた。教皇

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 7月20日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案が成立しました。同法は、カジノを刑法の賭博罪の適用対象から除外して解禁するものです。カジノの営業規制などを定義し、当面3カ所を上限に設置し、最初の認定から7年後に箇所数の見直しを可

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●地理上の発見と新大陸・アジアへの宣教 イタリア・ルネサンスが最盛期を迎え、北方へと拡大していた15世紀末から、ヨーロッパは、地理上の発見によって、「大航海時代」に入った。16世紀初めの宗教改革の時代に、ヨーロッパの勢力圏は早くもアジアにま

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 私は、昨年(平成29年、2017年)11月25日のブログに、次のように書いた。 「今年(註 平成29年、2017年)10月、米国で出版された『The Chinese Invasion Threat: Taiwan's Defense and American Strategy in Asia(中国侵略の脅威〜台

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●魔女狩りによる非キリスト教的なものの駆逐 ヨーロッパでは、ルネサンスから宗教改革、市民革命の時代にかけて、キリスト教と関係する重要な出来事が起こった。魔女狩りと地理上の発見である。 ヨーロッパ文明では、キリスト教の宣教によって、中世を通じ

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●ルネサンスが近代化のはじまり ヨーロッパ文明では、中世の末期から、近代につながっていく出来事がいくつか現れた。14〜16世紀のルネサンス、15〜17世紀の魔女狩り、14世紀後半に先駆が現れ、16世紀に勃発した宗教改革である。それらの進行の

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 安倍首相が7月20日の記者会見で、自民党総裁3選に意欲を示し、憲法改正への強い意志を表すとともに、憲法改正が総裁選の大きな争点になると明言しました。 「本日も3万人を超える自衛官の皆さんが今般の豪雨災害(註 西日本豪雨)の被災地において行

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キリスト教論をアップ
2018年07月21日19:06

 ブログとMIXIに連載中の「キリスト教の運命〜終末的完成か発展的解消か」の既掲載分を編集して、マイサイトに掲載しました。概要と古代・中世の歴史までです。通してお読みになりたい方は、下記へどうぞ。http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-5.ht

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●ヨーロッパ文明で世界初の近代化が始まった 本稿では、世界的なキリスト教史の近代を1453年から1945年までとする。また現代を1945年以降とする。 世界的なキリスト教史の近代・現代を書こうとすると、拙稿「ユダヤ的価値観の超克」に書いたこ

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 6月22〜23日、習近平主席が、いよいよ世界的な覇権奪取を宣言した。 ジャーナリストの古森義久氏曰く「中国の習近平国家主席が、グローバルな統治体制を主導して、中国中心の新たな国際秩序を構築していくことを宣言した。この宣言は、米国のトランプ

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●東方正教会の中心はロシアへ 東ローマ帝国が滅亡し、東方正教会がイスラーム帝国の支配下に置かれたことによって、東方正教会の中心は、ロシアに移ることになった。 本稿では、東ローマ帝国の時代のギリシャ正教を中核としたビザンティン文明がロシアを中

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●東方諸教会はイスラーム圏で存続 ここで古代に異端とされた東方諸教会の動向について記したい。東方諸教会は、カルケドン公会議の前後に正統から分離したので、非カルケドン派とも呼ばれる。ネストリウス派と単性論派教会を含む。東方諸教会は、その分布地

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 シナ系日本人評論家の石平氏は、産経新聞5月31日付に「習近平政権が進める全国民監視システムの恐怖」と題した記事を書いた。世界最大の人口を持つ全体主義の国家で、今、人類史上かつていない監視体制が構築されつつある。 記事によると、・全国の都市

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●イタリア、スペイン、ポルトガルからの追放  イタリアでは、十字軍と東方貿易によって莫大な富を得た新興商人たちが、14世紀から新しい文化を生み出した。イタリア・ルネサンスである。ルネサンスは、「再生・復興」を意味し、西方キリスト教圏における

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 中国人による「出産育児一時金」の不正受給など、外国人の国民健康保険利用の異常性について、東京都荒川区議の小坂英二氏が、週刊現代の取材を受けてコメントしました。ご本人がフェイスブックに発言内容を掲載したものを、紹介します。―――――――――

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●宗教的迫害とその教義の確立  西方キリスト教徒による十字軍の遠征が繰り返し行なわれるようになると、ヴェネチアなどイタリアの共和国が地中海貿易を独占するようになった。キリスト教徒が実力を高めるにつれて、貿易におけるユダヤ人の地位は低下した。

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●西方キリスト教社会におけるユダヤ人 ここで、古代から中世にかけて、キリスト教社会で行われたユダヤ人への対応、特に迫害について書きたい。 800年にローマ教皇から皇帝の帝冠を受けたカロリング朝のカール大帝は、西ローマ帝国の理念を復興し、異教

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 平成30年(2018年)7月6日、教祖の麻原彰晃ら7人の死刑が東京拘置所等で執行された。麻原とともに刑を執行されたのは、早川紀代秀、井上嘉浩、新実智光、土谷正実、遠藤誠一、中川智正の計6人。執行は初めてだった。他に教団が起こした事件の死刑

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●普遍論争に始まる中世的世界観の揺らぎ 普遍論争とは、普遍つまり類と種は実在するか、それとも人間の知性が構成するものにすぎないかということをめぐって行われた前代すなわち中世の神学における最大の論争である。 普遍は実在するという主張を、実念論

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 米朝首脳会談の結果に関するマスメディアの論説と有識者の意見のうち、目に留まったものを引き続き掲載する。 ------------------------------------------------------------------------------●有識者の見解(その3)◆エバンズ・リビア氏https://www.s

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●ヨーロッパ中世のスコラ神学 西洋史にいう中世は、西方キリスト教の思想史では、教父神学からスコラ神学への移行と後者の完成の時代である。 スコラ神学の「スコラ」は学校または学院を意味する。スコラ神学は、神学を中心として哲学、法学、自然学等を包

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●信徒活動と異端審問 ここで、西方キリスト教のヨーロッパ文明の内部における別の動きについて書く。信徒運動と異端尋問である。 10世紀から、ローマ・カトリック教会内に信徒活動という新しい形の運動が生まれた。信徒活動は、一般信徒たちが初めて自発

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 ロシアは、旧ソ連時代からヤルタ密約を北方領土領有を主張する最有力の根拠としてきました。ヤルタ密約とは、ヤルタ協定のうちの極東密約をいいます。  ヤルタ密約は、米英ソ三カ国の首脳が交わした軍事協定にすぎず、条約ではなく国際法としての根拠を持

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