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日記一覧

今年の10大ニュース
2016年12月31日00:04

 今年(平成28年、2016年)は、世界的にグローバリズムの進展からナショナリズムの復興へと大きな歴史的な変化が始まった年として歴史に刻まれるだろう。イギリスは、6月の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めた。大量の移民の流入で失業や生

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◆フランス フランスは来年(2017年)4〜5月に大統領選挙が行われる。その選挙で、国民戦線(FN)の党首マリーヌ・ルペンが勝つ可能性は少なくないと見られている。 ルペンは、トランプの勝利後、「イギリスがEU離脱を決めたのに続いて、トランプ

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●人権発達のための実践で重要なこと(続)(2)法的な義務と道徳的義務を区別する 次に、義務について、法的な義務と道徳的な義務を区別することが必要である。正義の中に、国内的正義と国際的正義がある。各ネイションにおいて、国内的正義の一部は法とし

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◆オーストリア 12月4日にオーストリアで、大統領選のやり直し決選投票が行われた。この選挙は、米国大統領選挙でトランプが勝利した後に、ヨーロッパで初めて行われる重要な選挙だった。結果は、リベラル・ナショナリズムの自由党の候補ノルベルト・ホー

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●人権発達のための実践を促進する  人権の内容を検討したところで、次に人権の発達のための実践について書きたい。 人権と称される権利は、歴史的・社会的・文化的に発達してきた「人間的な権利」である。その実態は、主として国民国家における国民の権利

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●EUの動向 11月8日、米国の大統領選挙で、トランプが勝つという「まさか」の結果が生じた。次に地域別にトランプ現象の影響を見ていきたい。 まず最も注目されるのは、トランプ現象のヨーロッパへの波及である。 欧州連合(EU)は、国民国家の枠組

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●恩恵として「人間的な権利」を与える 例外的な状況にある人間は、生きる上で最低限必要な物資と環境を自力で得ることができない。食べるもの、水、着るもの、居る場所等を自分で得ることができず、生きる能力は持ってはいるが、自力で生活する能力を発揮で

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●EUにおけるナショナリズムの復興 ヨーロッパでトランプの勝利を歓迎し、トランプ旋風を追い風にしたいと考えているのは、欧米のマスメディアが「極右政党」と呼ぶ集団である。それらの政党の考え方は、実態としては伝統的なナショナリズムであり、グロー

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●例外的状況の人間への対応 私は、最低限保障を目指すべき「人間的な権利」について、各国で国民に保障するとともに、諸国家間でその保障を支援し合うべきものであると考える。また、例外的な状況にある人間に対して、諸国家が一定の条件のもとに恩恵として

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●世界的な潮流 世界的潮流として、欧米を中心に、グローバリズムの進展に対して、ナショナリズムへの揺れ戻しが起っている。 グローバリズムは、米国の主導で、1990年代のビル・クリントン政権、2000年代のブッシュ子政権、オバマ政権の民主・共和

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●最低保障を目指すべき権利(続き) 次に、各国及び国際社会において最低限保障を目指すべき権利について、権利論の観点から検討したい。先に書いた欲求と能力の関係は、そのまま権利論の前提となる。まずあらためて強調したいのは、権利の種類及び内容の項

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●日本の安全保障 トランプが選挙期間中、日本に関して訴えてきたことのうち、最も重要なのは安全保障の費用負担である。トランプは、米国の国益、安全を最優先する「アメリカ・ファースト(米国第一)」を掲げ、安全保障費用については、「同盟国は応分の負

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 安倍=プーチン会談が終了しました。北方領土の返還に具体的な進展はありませんでした。安倍首相の出身地である山口県にプーチン大統領を招いて首脳会談が行われることが決まると、わが国には、今回の会談で北方領土の返還に大きな前進があるのではないかと

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●最低限保障を目指すべき権利 人間とは何か、人間らしい生活とは何かという問いについて述べたところで、各国及び国際社会において最低限保障を目指すべき権利について、私見を書きたい。 最低限保障を目指すべき権利を検討するには、最初に人間の欲求とそ

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●米国は対中強硬策に転じる トランプ政権の対中政策はどうなるか。外交・安全保障の知識の乏しい次期大統領に対し、もともと対中国に強硬な共和党の有力者、米諜報機関の幹部、軍関係者等が国家機密情報レベルのレクチャーを行い、暴言王をてなずけて賢くし

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 百田尚樹原作の映画「海賊とよばれた男」を観ました。お勧めです。 大東亜戦争は石油をめぐる戦いであり、わが国は石油で敗れたといっても過言ではありません。敗戦後、日本にとって石油がいかに大切かを誰よりもよく知っていた出光佐三は、敢然と石油メジ

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●人間らしい生活とはどういう生活か 次に、人間らしい生活とは、どういう生活か。それは、人間らしさが保たれているか、または実現している生活である。人間らしさは、人間とは何かという問いから導かれるべきものである。私はその問いについて先に私見を述

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●まだ全体像が見えない外交政策 トランプは、軍務を含めて公職に就いたことがなく、国家を担う外交も安全保障も経験がない。外交については「アメリカ・ファースト」を唱えており、自国第一主義の外交を試みようとしている。アメリカ的理念を広める理想主義

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●人間とは何か 人権の内容並びに各国及び国際社会において最低限保障を目指すべき権利に関して、主な論者の主張を概観した。次に私見を述べる。 これまでの項目で私は、人権の範囲を定めるには、人間とは何か、人間らしい生活とはどういう生活かが問われね

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●米国は中国マネー依存が薄れ、強硬策が可能に 田村秀男氏は、トランプ政権の経済政策「『米中版プラザ合意』になるのか、それとも激しい米中貿易戦争になるのか」と問い、「トランプ次期米政権では、かつてない日米緊密、米中緊張の構図になりそうだ」と見

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●人権の内容に関わる人間開発と人間の安全保障 人権の内容を検討し、各国及び国際社会において最低限保障されるべき権利の範囲を考えるためには、センが提案した「人間開発」と「人間の安全保障」についても検討が必要である。センは、人権の内容と実践に関

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●「アメリカ・ファースト」の経済政策 トランプの経済政策は「アメリカ・ファースト」、米国第一主義である。選挙期間中にトランプが出した契約書には、TPPの離脱の他に、アメリカの雇用を守る、NAFTAの再交渉・離脱等の政策が書いてある。トランプ

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●基本的人権とセンのケイパビリティ 人権の内容並びに各国及び国際社会において最低限保障されるべき権利を検討するため、次にセンの理論と主張を再度確認しておこう。取り上げるキーワードは、ケイパビリティ(潜在能力)、人間開発、人間の安全保障である

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●新たな日米関係の構築へ 安倍首相は、トランプの勝利後、逸早くトランプに連絡し、ニューヨークで会談することを提案した。アルゼンチンで行われるAPECに向かう予定を生かした見事なアポ取りだった。11月18日世界各国首脳の中で最も早く安倍=トラ

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●ミラーにおける最低限の権利 ミラーは、人権の内容を後期ロールズより広い範囲で定めようとする。また、人権発達の実践につながる具体的な議論を展開している。 ミラーは、人権は正義の核心をなすものとし、正義の観点から基本的人権のグローバル・ミニマ

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●異端児・暴言王の勝因は何か トランプは、米国政界の異端児であり、選挙期間中、共和党内でも反発が多く上がった。暴言王であり、セクハラの常習者であり、大統領に品格を求める米国民の顰蹙を買った。だが、そのトランプが大統領選を制した。ヒラリーより

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●いわゆる人権の内容をどのようなものとするか 各国及び国際社会において最低限保障を目指すべき権利の範囲はどこまでとすべきか。次にその点について検討したい。 いわゆる人権を最も狭い範囲に限るのは、(1)自由権の一部のみ、という考え方である。次

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●“史上最低の大統領選”で勝利 2016年(平成28年)11月8日に行われた米国の大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプが、民主党のヒラリー・クリントンに勝利した。 11月28日唯一選挙結果が判明していなかったミシガン州は、トランプが勝利

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●発展途上国の国家と国民の権利 移民は周辺部から中核部へと流入するが、彼らの出身地である周辺部において、権利の問題状況はどのようであるか。 20世紀末の1990年代からグローバリズムが世界を席巻した。先進国による経済的自由・市場の自由の普及

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 安倍首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は、専門家の意見聴取を行ってきたが、3回にわたる意見聴取が11月30日に終了した。計16人の聴取は、譲位を容認する見解が8人、否定的な見解が8人と賛否が同数で拮抗する結果と

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