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日記一覧

●第1次世界大戦とキリスト教    1800年の時点では、欧米諸国は地球の陸地の35%を支配したに過ぎなかったが、1914年になると実に84%がその支配下に入っていた。19世紀末から20世紀初めにかけての列強の勢力争いは、先進国のイギリスと

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 嘉悦大学教授の経済学者・高橋洋一氏は、我が国のバランスシートをもとに財政の実態を明らかにして財務省を批判し、財政再建のための消費増税は必要ないと主張しています。 先般公表されたIMFレポートは、氏と同様に、我が国の財政が決して悪くないことを

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●イギリスを先頭とするキリスト教諸国の帝国主義(続き) キリスト教的帝国主義の勢いは、世界中で猛威を振るった。 西アジアでは、13世紀から東ヨーロッパ・西アジア・北アフリカを長く支配したオスマン帝国が、1877年の露土戦争に敗れた。イギリス

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●イギリスを先頭とするキリスト教諸国の帝国主義 1870年代から第1次世界大戦に至る時期は、欧米列強が植民地獲得に狂奔し、数ヶ国で「世界の分割」を完成させた時期であり、それが帝国主義の時代である。イギリスは、この時代の先頭に立って、帝国主義

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 シナ系日本人評論家の石平氏は、早くから米中貿易戦争の狙いは「中国潰し」と看破している。8月16日の当ブログに、石氏の次のような見方を掲載した。 「中国からの貿易赤字(すなわち中国にとっての貿易黒字)の是正を目標とした米国の貿易戦争は、中国

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●キリスト教に代替する社会主義・共産主義 次に、社会主義及び共産主義について述べる。 イギリスにおいて、自由は、極少数の人間の自由と大多数の人間の不自由の対比の中で拡大されてきた。不自由な状態にある大多数の側が自由を求めるとき、それは平等へ

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 8月13日スイス・ジュネーブで開かれた国連人種差別撤廃委員会で、米人権活動家らが「新疆ウイグル自治区で、少数民族のウイグル族が100万人以上、中国政府によって収容施設に不当に拘束されているという情報がある」と指摘して中国側に説明を求めました

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●功利主義・修正自由主義とキリスト教道徳 西方キリスト教は宗教改革を行い、それが文化的近代化の推進力となり、近代資本主義の発達にも寄与した。しかし、近代化の進行に対し、キリスト教は対応することができなくなっていった。そして、キリスト教に基づ

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●イギリスで現れたプロテスタント諸派 次に、イギリスにおけるキリスト教の独自の動きについて述べる。 イギリスでは、16世紀前半から17世紀にかけて、新しい教派が多く現れ、今日も活発に活動している。概要の教派の項目に書いたことと一部重複するが

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米中新冷戦が開始された
2018年10月19日09:59

 米国のマイク・ペンス副大統領は、10月4日、ワシントンでハドソン研究所の主催による講演を行いました。ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、50分に及ぶペンス演説の要旨を示しつつ、次のように述べています。 「米国のペンス副大統領が10月4日、ワシントン

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●産業革命による文明間の変化 次に、産業革命による文明間の変化について述べる、 先に書いたように産業革命によって、初めてイギリスはインド文明に対して生産力で優位に立った。かつてインドからイギリスに流れた木綿が、今度はイギリスからインドへと逆

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 9月12日ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウラジオストクで行われた「東方経済フォーラム」で、安倍晋三首相をはじめとする各国首脳が出席する中、日本側に「年末までに前提条件なしで平和条約を締結しよう」と提案しました。この提案に対し、日

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●イギリスの奴隷貿易と奴隷解放 イギリスは産業革命を実現して繁栄の道を歩んだ。その繁栄は、奴隷貿易による収奪の結果、もたらされたものだった。その点をここで述べたい。 話は、イギリスに先駆けたスペインのことから始めねばならない。スペイン人は、

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宗教消滅論批判をアップ
2018年10月13日08:52

 9月24日から10月11日にかけてブログに連載した島田裕巳氏の宗教消滅論への批判を編集して、ブログに掲載しました。まとめてお読みになりたい方は、下記へどうぞ。 ■宗教は消滅せず、新たな発展へ向かう〜島田裕巳氏の宗教消滅論批判http://khosokaw

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 第4次安倍内閣の文科相となった柴山昌彦氏は、10月2日就任後の記者会見で教育勅語に関し、次のように述べました。  「アレンジした形で、今の例えば道徳などに使える分野が十分にあるという意味では、普遍性を持っている部分がある」  「同胞を大切に

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 最終回●第4の動向として、中国における宗教弾圧がある 宗教の世界的状況を見る時、島田の上げる三つの動向以外に、第4の動向として、中国における宗教への弾圧を加える必要がある、と私は考える。中国における宗教弾圧は、旧ソ連におけるキリスト教(ロ

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●ユダヤ的価値観の超克が課題 宗教の動向と関係するものとしての資本主義について、島田氏は高度成長から低成長への移行や市場拡大の限界を指摘するが、資本主義の動向は、それだけにとどまるものではない。 先進国の資本主義社会では、経済成長率の上昇・

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 翁長氏死去に伴う沖縄知事選に当たり、私は、沖縄が日本であり続けるか、中国の支配に入るようになるかの大きな岐路になると認識していました。 残念ながら、9月30日の投開票の結果、「人民解放軍の野戦軍司令官」を自認する小沢一郎が仕掛け、共産・社

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●資本主義と宗教の関係は単純ではない 島田氏の宗教消滅論は、今日の資本主義の動向を以て、資本主義は終焉に向かっていると決めつけ、その資本主義と深く連動してきた宗教も終焉に向かっていると二重に決めつけるものである。 島田氏は、古典的な世俗化論

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●第2の発展途上国の動向論に対する批判 次に、島田氏は、中南米等の発展途上国でプロテスタント福音派が拡大していることについて、発展途上国もまた先進国と同じく、経済成長に歯止めがかかり、低成長の時代に入れば、宗教は衰退すると予想する。 この点

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●現代世界の宗教事情のとらえ方も検討を要する 島田氏は、古典的な世俗化論をもって現在の世界における宗教の状況をとらえているが、そのとらえ方にもいくつか問題がある。次にその点について述べる。 島田氏のいう宗教の衰退は、現在の時点では第1の動向

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 2016年11月の米国の大統領選挙にロシアが干渉し、その動きにトランプ陣営が結託していた可能性が疑われています。米国司法長官ジェフ・セッションズは、トランプ陣営にいた選挙期間中に駐米ロシア大使と接触していたため、捜査の指揮から身を引き、副

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●世俗化の進行イコール宗教の消滅ではない 最初に、世俗化について述べる。島田氏の主張は、世俗化の進行によって宗教は衰退し消滅するという仮説が前提となっており、その仮説に合うように、現在の世界の宗教の状況や資本主義の動向に関する情報を収集して

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●第3 イスラム教の拡大と資本主義への適応(続き) イスラム教の「世俗化」の可能性は、イスラム教の教えの中にあることを島田氏は指摘する。島田氏によると、イスラム教は「商人の宗教」として出発した。それゆえ、禁欲とは無縁である。人々が豊かさを求

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 自民党・杉田水脈衆議院議員がLGBTについて述べた論文を掲載した『新潮45』が休刊になりまました。「限りなく廃刊に近い休刊だ」とのことです。 本件で思い起こされるのは、1995年、文藝春秋社の雑誌『マルコポーロ』の廃刊です。同誌は内科医・

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●第3の動向:イスラム教の拡大と資本主義への適応による変容 島田氏が第3の動向として挙げるのは、イスラム教の拡大と資本主義への適応である。 イスラム教は、人口が急増するアジア・アフリカの発展途上国に信者が多い。そのため、それらの国々で人口が

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