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日記一覧
- 人権１１１〜信教の自由を求める運動
- 2014年08月31日08:46
●信教の自由を求める運動 主権・民権・人権の歴史を市民革命の時代から各国別にたどってきた。ここで、この過程を横断的にも見るために、各国共通の要素として、信教の自由を求める運動、課税に反発する戦い、権利・権力の移動、ユダヤ人の自由と権利の拡大
- 現代世界史３０〜日本の経済再生
- 2014年08月30日08:52
●日本の混迷と再建〜経済 次に経済面から、日本の混迷と再建について述べる。日本は、敗戦のドン底から立ち上がり、奇跡の復興と高度経済成長を成し遂げた。プラザ合意の後にバブルが発生し、１９８０年代末から９０年代初めにかけてバブルが崩壊した。そし
- 現代世界史２９〜日本の国家安全保障
- 2014年08月29日10:48
●日本の混迷と再建〜国家安全保障 世界は冷戦終結後、アメリカ一極支配の体制から、多極化の方向へ変化しつつあるが、この中で、日本は長く混迷を続けており、国家の再建が焦眉の急となっている。この点について、国家安全保障及び経済の二つの面から述べ、
- 慰安婦問題：自民党が政府に河野談話見直しを要請
- 2014年08月28日08:49
自民党は８月２１日、戦後７０年となる来年に、河野談話に代わる新たな官房長官談話を出すよう政府に要請することを決めた。政府は河野談話の継承を表明しているが、新たな談話を出すことで事実上、河野談話の見直しを求めるものと報じられる。２６日高市早
- 慰安婦問題：国会で河野談話・朝日新聞の検証を
- 2014年08月27日08:39
本年６月２０日、政府は、慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官の作成過程について、有識者による検討チームの報告書を公表した。報告書は、談話は、強制性の認定を求める韓国側への政治的配慮の産物であり、事実上、「日韓の合作」であったことが証
- 現代世界史２８〜ロシアのクリミア併合
- 2014年08月26日08:42
●ロシアのクリミア併合で冷戦時代に逆戻りか ２０１４年（平成２６年）３月、ロシアがウクライナのクリミア半島を併合するという大事件が起こった。冷戦終結後、初めての本格的な武力による現状変更の動きである。 冷戦終結後、欧米勢力は旧ソ連圏の独立国
- 現代世界史２７〜アラブの春
- 2014年08月25日10:23
●「アラブの春」は長期的な変動の現れ 米中が世界的な規模で覇権を争う形勢において、世界の各地での民主化を求める民衆運動と、国家による武力を用いた現状変更の動きが、状況に複雑さを加えている。そうした動きのうち、北アフリカ・中東における「アラブ
- 人権１１０〜１７８９年人権宣言後の迷走
- 2014年08月24日08:52
●１７８９年人権宣言の後の迷走 １７８９年の人権宣言は、人権思想の発達において、確かに画期的な内容ではあった。１７９１年憲法がその一部として宣言をそのままこれを取り入れ、実定法の規定ともなった。だが、宣言は、フランスにおいて多くの国民が納得
- 現代世界史２６〜中国でバブルがはじける
- 2014年08月23日08:54
●中国で巨大なバブルがはじける 中国は驚異的な経済成長を続けた。２０１０年（平成２２年）には、ＧＤＰで日本を追い越し、世界第２位となった。だが、その経済基盤は決して安泰ではない。中国は、石油資源が枯渇し、１９９３年（平成５年）に石油輸入国に
- 現代世界史２５〜危険な挑戦者・中国の強大化
- 2014年08月22日08:40
●市場経済の導入、天安門事件、そして反日教育 中国では、毛沢東の死後、文化大革命を進めた江青らの四人組が粛清された。その後、かつて走資派として批判された��小平が、１９７８年（昭和５３年）に国家主席になった。��は、社会主義市場経済という原理的
- 現代世界史２４〜アメリカは「世界の警察官」をやめた
- 2014年08月21日08:44
●アメリカは「世界の警察官」をやめた アメリカの外交・安全保障政策は、世界の針路を左右する。経済政策とともに、影響はすこぶる大きい。オバマ政権の外交・安全保障政策は、民主党の特徴である多国間協議を重視し、対話を優先する。外交・安全保障政策に
- 現代世界史２３〜超大国の衰退
- 2014年08月20日10:24
●米国の衰退の原因、その背景と根底にあるもの 米国の経済は容易に脱却できない深刻な状態にある。米国の衰退の原因はどこにあるのか。 米国は、旧ソ連の崩壊後、世界で唯一の超大国となり、ソ連・東欧を市場に組み込み、アジアに積極的に投資するこ
- 現代世界史２２〜アメリカは変わりうるか
- 2014年08月19日09:22
●オバマ大統領は「Ｃｈａｎｇｅ」を掲げた ２００８年（平成２１年）１１月、リーマン・ショックの激震の続くなか、米国大統領選挙が行われ、民主党のバラク・オバマが大統領になった。米国で黒人初の大統領だった。１５世紀以来白人種の優勢が続く歴史の中
- 現代世界史２１〜ＢＲＩＣＳの台頭
- 2014年08月18日10:27
●注目されるＢＲＩＣＳの台頭 各地域の経済圏が競合する形で、世界経済は新たな成長を続けている。そうした中で、ＢＲＩＣＳと呼ばれる新興国の動向が、今後の世界経済に重要な影響を与えるだろうと注目を集めている。ブラジル、ロシア、インド、中国の４カ
- 人権１０９〜理性の神格化と「至高の存在」の崇敬
- 2014年08月17日08:50
●理性の神格化と「至高の存在」の崇敬 フランス市民革命は、啓蒙思想を思想的な原動力としていた。啓蒙思想は、名誉革命からフランス革命にかけての約１００年間、西欧で広く影響力を持った思想である。自然科学の発達を背景に、人間理性を尊重し、封建的な
- 現代世界史２０〜地域経済圏の創設
- 2014年08月16日09:36
●北米とアジア及び環太平洋における地域経済圏の創設 世界は冷戦終結直後のアメリカ一極支配の体制から、多極化の方向へ変化しつつある。多極化は、超大国に対し、複数の有力な地域大国が競合する状態である。またグローバリゼイション（地球単一化）が進む
- ８・１５靖国神社の集会報告
- 2014年08月15日22:22
８月１５日午前、私は、国民の一人として、靖国神社に参拝し、英霊に感謝と慰霊の誠を表した。続いて、午前１０時半から靖国神社の参道で行われた第２８回戦没者追悼中央国民集会に、今年も友人たちとともに参列した。 昨年１２月２６日靖国神社に参拝し
- 現代世界史１９〜ロシアの復興
- 2014年08月14日09:22
●プーチンのもとでロシアが復興している ヨーロッパの東方に位置するロシアでは、１９９１年（平成３年）のソ連崩壊とともにロシア連邦が成立し、エリツィンが初代大統領に就任した。ロシア連邦は、ソ連が持っていた国連安保理の常任理事国等の国際的な権
- 現代世界史１８〜ヨーロッパの経済的困難と移民問題
- 2014年08月13日09:20
●顕在化する経済的困難と深刻化する移民問題 多数の国がユーロを採用しているヨーロッパ諸国を襲ったのが、２００８年（平成２０年）のリーマン・ショックである。この世界経済危機は、震源地のアメリカ以上にヨーロッパ諸国に大きな打撃を与えた。アメリカ
- 現代世界史１７〜ヨーロッパの統合とユーロの危機
- 2014年08月12日10:22
●ヨーロッパ統合への動き リーマン・ショックは、発信源の米国よりもヨーロッパに深刻な影響をもたらした。ヨーロッパは、第２次世界大戦後、統合に向けた歩みを続け、ヨーロッパ連合（ＥＵ）を結成し、また単一通貨ユーロを多くの国が採用するなど、国民国
- 現代世界史１６〜リーマン・ショック
- 2014年08月10日08:22
●世界を揺るがしたリーマン・ショック 米国のブッシュ子政権は、９・１１の同時多発テロ事件をきっかけに、アフガニスタンやイラクに軍事介入し、莫大な戦費を支出した。産業構造の転換で製造業が縮小し、国内の生産力が低下したアメリカでは、戦争経済はも
- 人権１０８〜「譲渡不能かつ神聖な自然権」の根拠
- 2014年08月09日06:29
●「人の譲渡不能かつ神聖な自然権」の根拠は何か 人権宣言は、前文に、国民議会が「人の譲渡不能かつ神聖な自然権」を宣言の中で展示することを決意したと記している。また第１条に「人は、自由かつ権利において平等なものとして出生し、かつ生存する」と定
- 現代世界史１５〜米国とイラン・イスラエル関係
- 2014年08月09日06:23
●米国とイラン・イスラエル関係 アフガニスタン及びイラクの情勢は、中東の他の国々の問題と密接につながっている。今日の中東における地域的な対立の中軸には、イランとイスラエルの敵対関係がある。 近年中東で最もアメリカが最も警戒しているのは、イラ
- 現代世界史１４〜アメリカによるアフガン戦争、イラク戦争
- 2014年08月08日08:45
●「新しい十字軍戦争」としてアフガニスタン、イラクに侵攻 ９・１１の同時多発テロ事件が起こるや、ブッシュ子大統領は、「新しい十字軍戦争」を唱導し、国民に支持・協力を呼びかけた。報復に沸騰する世論を後押しにして、アメリカは、アフガニスタンに進
- 現代世界史１３〜現代史を画した９・１１
- 2014年08月07日10:25
●現代史を画した９・１１ ２０００年（平成１３年）１月、民主党ビル・クリントンに替わって、共和党ジョージ・ブッシュ子が大統領に就任した。 ブッシュ子政権で現代史を画する９・１１が起こった。９・１１とは、２００１年（平成１３年）９月１１日に起
- 現代世界史１２〜カジノ資本主義の狂宴
- 2014年08月06日09:45
●カジノ資本主義の狂宴 先に書いたように、１９７１年（昭和４６年）のニクソン・ショックは、アメリカが金とドルの交換を停止したものだった。それによって、各国は次々に変動相場制に移行した。金ドル交換停止は、アメリカにとっては、いくらドルが海外に
- 現代世界史１１〜米国はグローバリゼイションを推進
- 2014年08月05日10:03
●冷戦終結後に、湾岸戦争が勃発 冷戦が終結した後、中東では湾岸戦争が勃発した。イラン・イラク戦争後、イラクは中東の軍事大国となったものの、フランスに３０億ドルという多額の債務を背負っていた。サダム・フセインは、経済危機を解決しようとして、１
- 現代世界史１０〜冷戦の終結、ソ連の解体
- 2014年08月04日08:39
●ソ連の行き詰まり、改革から冷戦の終結へ 冷戦下の米ソの軍拡競争は、米国以上にソ連の経済を圧迫した。ソ連では、レーニン、スターリンの時代からの社会主義農業政策の失敗、計画経済が生み出す非能率性、労働意欲の減退、生産と消費の連携の無さ、イノヴ
- 人権１０７〜仏人権宣言の自由・権利・義務
- 2014年08月03日08:45
●自由と権利及び義務 人権宣言は、「人の譲渡不能かつ神聖な自然権」を権利として定めている。宣言の条文において、自由と権利はどのように定められているか。 第１条は、「人は、自由かつ権利において平等なものとして出生し、かつ生存する。社会的差別は
- 現代世界史９〜レーガン政権の対ソ軍拡
- 2014年08月02日08:53
●レーガン政権の対ソ軍拡 現代の世界史を画する出来事に、米ソ冷戦の終結がある。ここで冷戦が終焉に向かった過程を記し、冷戦後の世界について書きたい。 冷戦の終結は、米ソの対立・抗争の結果だった。まず米国側から書くと、１９８０年（昭和５５年）の
