mixiユーザー(id:525191)

日記一覧

●日本における国民国家の形成・発展 19世紀後半には、アジアの大部分が西欧諸国の植民地・半植民地となった。アフリカでは、1880年代から急速に植民地化が進んだ。近代世界システムの支配・収奪の構造を打ち破る先頭を切ったのが、日本だった。わが国

続きを読む

 1月23日ピケティの理論とその日本への適用について、日記に書いた。http://blog.goo.ne.jp/khosogoo_2005/e/3e4372c3cda217cd240f4ebe492a31bd その記事に掲載したエコノミスト、田村秀男氏は、26日の産経新聞の記事にも、ピケティの理論に基づく日本

続きを読む

 池内恵氏は、1月20日文芸春秋社から『イスラーム国の衝撃』を刊行した。その当日、日本人人質事件が起こった。文芸春秋社は、氏に緊急インタビューを行った。そのインタビューは「本の話WEB」に掲載されている。ここでの発言も参考になるので、紹介する

続きを読む

 1月7日フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」のパリ市内の本社が銃撃され、同紙の編集者や風刺画家を含む12人が死亡、20人が負傷した。この事件は、世界に大きな波紋を呼んだ。わが国でもイスラム過激派のテロが行われる可能性が懸念されるよう

続きを読む

●西洋文明の挑戦に対する非西洋諸文明の応戦 次に、欧米及びその植民地による西洋文明とは異なる文明における国民国家の形成・発展について述べたい。 文明学的には、西洋文明の世界的進出と、これに対応する非西洋文明における国民国家の形成・発展の過程

続きを読む

 フランスの経済学者トマ・ピケティの著書『21世紀の資本』が、欧米を中心に世界的なベストセラーとなり、昨年12月邦訳本が出た。マルクスとは別の角度から資本主義の根本矛盾を説いた書と評価されている。ポール・クルーグマンは、本書について「過去1

続きを読む

 共産中国は、対外宣伝工作に力を入れている。公式用語では「外宣工作」という。共産党が国家戦略のもとに直接指導して行う外国・外国人向けの宣伝活動を意味する。党中央対外宣伝弁公室が外宣工作の総元締めとなっている。その責任者・王晨弁公室主任は、平

続きを読む

 南京事件から77年を迎えた26年12月13日、中国江蘇省の「南京大虐殺記念館」で初の国家主催の追悼式典が開かれた。昨年までは南京市が中心となって式典が行われてきたが、中国は昨年2月、12月13日を「国家哀悼日」と定め、国家的な行事を行うこ

続きを読む

 今年、平成27年(2015)は、第2次世界大戦終了後、70年の年になる。中国と韓国は、近年連携して反日的な宣伝活動を行ってきたが、本年はそれが激化するだろう。 中国は昨年(26年)2月、9月3日を「抗日戦争勝利記念日」、12月13日を南京

続きを読む

●イギリスの奴隷制廃止、アメリカの奴隷解放 国民国家の形成・発展の各国別の展開を書いている途中だが、ここで、近代西洋における奴隷制の変化について述べておきたい。人権論の観点から見ると、国民国家の形成・発展の過程において、イギリスで奴隷貿易・

続きを読む

 明星大教授・高橋史朗氏は、教育改革に的確な意見を述べるオピニオンリーダーの一人である。高橋氏は、産経新聞平成26年10月18日付の記事で、家庭科教科書が少子化を助長しているとし、家庭科教育を抜本的に見直すべきことを述べている。 先に道徳が

続きを読む

 次に、アルカーイダ系勢力とイスラム国に共通するジハードの思想と運動について記す。 わが国では、中東の専門家は少なく、またイスラム過激派に関しては直接収集した情報が少ない。そうした中で東京大学先端科学技術研究センター准教授の池内恵氏は、貴重

続きを読む

 1月7日フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」のパリ市内の本社が銃撃され、同紙の編集者や風刺画家を含む12人が死亡、20人が負傷した。 「シャルリー・エブド」は、たびたびイスラムの預言者ムハンマドの風刺画を掲載し、イスラム教徒の反感を

続きを読む

●ドイツにおける国民国家の形成(続き) ドイツでは、1850年代から産業革命が進んだ。市民階級の成長に対応し、諸邦で政府による上からの漸進的な改革が進められた。ドイツ統一を進め得る有力な国家は、北方のプロイセン王国と南方のオーストリア帝国だ

続きを読む

 1月6〜9日にブログとMIXIに連載した道徳教育に関する拙稿を編集し、マイサイトに掲載しました。通してお読みになりたい方は、下記へどうぞ。■いよいよ道徳が教科化されるhttp://www.ab.auone-net.jp/~khosoau/opinion02l.htm

続きを読む

 次に、元国立市教育長で教育評論家の石井昌浩氏は、「道徳の教科化により、道徳教育は新しい時代を迎えたのだ」と評価している。「道徳教育で問われているのは、社会の一員としてどう生きるかについて自ら学び、自ら考え、問いを立て、答えを見つけて実践す

続きを読む

 道徳の教科化について、有識者の意見を紹介する。 昭和女子大学人間社会学部教授で日本道徳教育学会会長の押谷由夫氏は、道徳の教科化の意義を次のように述べる。 「不透明な時代。不安は尽きない。だからこそ確かな未来を求めて、子どもの教育に目が向け

続きを読む

 道徳の教科化がようやく実現する。昨年10月21日、中央教育審議会(会長・安西祐一郎日本学術振興会理事長)は、道徳教育の教科化について下村博文文部科学相に答申した。 答申は、小中学校の「道徳の時間」を、数値評価を行わない「特別の教科」に格上

続きを読む

 昨年末、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材とする映画「ザ・インタビュー」を製作したソニー傘下の映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、サイバー攻撃を受けた。米国政府は、この攻撃に北朝鮮が関与していると断定した。そして、対抗措置と

続きを読む

●ドイツにおける国民国家の形成 次に、ヨーロッパにおける後進地域であるドイツとイタリアにおける国民国家の形成・発展を見る。 ドイツでは、ウェストファリア条約で、諸侯が領土主権を認められ、神聖ローマ帝国内の諸邦分立体制が確立した。帝国を構成す

続きを読む

謹賀新年
2015年01月01日01:20

 明けましておめでとうございます。  旧年中はご愛読いただき、また貴重な情報とご意見を賜り、ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。  昨年の元旦、「本年は、デフレ脱却を確実なものとするとともに、消費増税による負荷を超える成長

続きを読む