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日記一覧

●修行(続き)・悟りへの道の諸段階 大竹によると、インドの大乗仏教では、われわれ自身に内在する真如は仏性等と呼ばれた。仏性とは、衆生に備わっている仏と同じ本性、または仏となるべき因をいう。大竹は、仏性を「心の本性」としている。大竹によると、

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●エドワード・ルトワックのコロナ危機論 イアン・ブレマーの見方は、全体を通じて状況論的な予想としては、現在までのところ、多くの点で当たっている。その一方、米中対立のとらえ方においては、共産中国の見方が表面的で浅い。この点については、エドワー

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●修行(続き)#修行者 仏教の信徒は、普通人である凡夫と、聖者である聖人 (しようにん)に分けられる。凡夫は、煩悩に束縛されて迷っている者である。修行者の多くは凡夫である。修行を重ねた者たちのうち、僅かな者だけが、聖人と呼ばれるようになる。・

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◆民主主義と権威主義/自由主義と統制主義――強権国家の方が、パンデミックに対処できるということでしょうか。(朝日新聞 2020.4.29)「確かに、監視国家の方が効果的な危機対応ができるでしょう。だが、日本や主要な欧州諸国などの先進国はそれほど中国

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●実践の目標 仏教は、死後、魂は輪廻転生すると説く。生まれ変わりは人間に限らず、様々な生命体が想定される。輪廻転生の世界から抜け出ることが、実践の目標である。解脱または涅槃寂静を目指して、出家して戒律を守って修行することが、もともとの教えだ

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◆政治への影響――大規模な経済政策で政府の存在感も強まっています。(朝日新聞 2020.4.29)「安全網の担い手としての政府の存在感は増すでしょう。同時に、公的支援と引き換えに民間企業に対する政府の介入も強まる可能性があります。たとえば『自国民の

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●修行者と聖職者 仏教には、聖職者は、本来存在しない。ヴェーダの宗教及びヒンドゥー教において祭儀を行うバラモンのような特別の階級や、ローマ・カトリック教会において人間と神の中間に位置し、神へのとりなしを果たす役割を持つ者はいない。出家者は、

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●イアン・ブレマーのコロナ危機論 米国の国際政治学者でコンサルティング会社ユーラシアグループ社長のイアン・ブレマーは、「G0(ゼロ)論」で知られる。G0論とは、現在の世界を有力な指導国のない世界ととらえるものである。ブレマーには『「Gゼロ」

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●教団 教団を意味する言葉は、サンガである。サンガは、「集団」「群れ」「共同体」「部族的な共和政体」などを意味する言葉で、そこから、「出家者の集団」「教団」を意味する。僧伽と漢訳する。 教団は、釈迦の生前に出家者が集団をつくったことにはじま

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●菩薩 菩薩(ボーディサットヴァ)は、悟りを求めて修行する者である。もとは悟りに達する前の釈迦及び前世の彼を菩薩と呼んだ。大乗仏教では、釈迦の弟子ないし釈迦の説法を聞いて悟った者を声聞(しょうもん)、師なくして法を悟った者ないし釈迦以外の縁

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◆「命の産業」に重点を置くポジティブ経済へ――ポジティビズムや楽観主義について(NHK−ETV特集 2020.4.11)「まず、ポジティビズムはオプティミズム(楽観主義)とは異なります。たとえば、観客として試合を見ながら『自分のチームが勝ちそうだな』

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●人間観・基本的な認識 人間に関する仏教の基本的な認識は、教義の項目に書いた四諦・四法印や無我説、五蘊の理論、縁起の理法、無明、煩悩等に現れているので、ここでは繰り返さない。この項目では、これまで触れてこなかったことを中心に書く。・衆生の一

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◆中国はどうなるか――中国では経済活動が再開しつつあります。危機を乗り越えた勝者となるのでしょうか(日本経済新聞 2020.4.9)「そうは思わない。技術を持った国としての存在感は高まるが内政で大きな問題を抱える。米国内が分断を続け、欧州が中国によ

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・時間論 仏教の時間論は、古代インドの時間の単位や構造に関する考え方に基づいている。インドでは、世界を反復的・循環的と考え、時間についても反復・循環の観念が支配的であり、観念が仏教に受け継がれている。 インド人は、世界の諸民族で最も数理的な

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●はじめに 世界コロナ危機の中で、世界を代表する知性がこの危機をどのようにとらえ、今後の世界をどう予想するかを語っている。わが国では、NHKテレビ、朝日新聞、日本経済新聞、産経新聞等が知的世界をリードする人々にインタヴューを行なった。対象は

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●世界観(続き)・三界 輪廻転生する世界は、欲界・色界・無色界の三界に分けられる。欲界は、色欲・食欲の二つの欲が強い者が住む領域である。上は天上道の一部(六欲天)から、下は八大地獄までにわたる。その中間に人間道がある。色界は、欲界の上に位置

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●アンティファの活動 6月4日、抗議デモが各地で暴動化していている問題について、ウィリアム・P・バー司法長官は「アンティファや同様の過激派集団が暴力行為を扇動し、実行した証拠がある」と発表し、「外国勢力が暴力行為を増幅させる目的で(抗議デモ

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 令和2年(2020年)5月25日、米国ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドが白人警官による暴行で死亡した。この事件以降、全米で人種差別に対する抗議デモが起こり、他の国々にも拡大している。人種差別は許されない。デモの高揚は当然で

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 4月7日、安倍首相が緊急事態宣言を発出した。当初の対象地域は7都府県だったが、その後、全国に拡大した。5月25日に全面解除となったが、この間、具体的な緊急措置を行なったのは、各都道府県の知事だった。首相ではない。各自治体の事情が尊重される

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仏教12〜六道の構造
2020年06月07日10:30

 六道の構造について述べる。(1)地獄道 地獄は、地下の牢獄の意味である。現世で悪業をなした者が、その報いとして死後に苦果を受ける領域である。 地獄には、等活・黒縄(こくじよう)・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・無間(むげん)という八つの

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●実在観 私は、個別の宗教論を書く際、教義の内容として、実在観・世界観・人間観という項目を立てている。これらのうち、実在観という用語を仏教について使うのは、適当ではないが、他の宗教と対比するために、同じ項目を設けることにする。 仏教では、あ

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 中国共産党は、令和2年(2020年)5月28日、全国人民代表者会議(全人代)で香港への「国家安全法」の導入を採択した。それによって、下記のことが罪に問われる可能性があることになった。(1)反中国共産党デモを行うこと。(2)香港独立や英領香

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●煩悩 釈迦は、苦の原因を分析し、苦から逃れるために八正道を説き、解脱の道を示した。だが、八正道の実践によっても、容易に苦から解放されない。その理由は、無明を根源とする煩悩の消滅が容易でないからである。 煩悩とは、心身を悩まし、乱し、煩わせ

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 韓国では、国会で親日称賛禁止法案が提出され、これが成立したら反日が極端化し、日韓関係がかつてないほど困難な状態になることは必至という厳しい情勢です。 日韓関係を難しくした大きな要因が、いわゆる慰安婦問題。韓国・中国によって国際的な大問題に

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