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日記一覧

 (原題 Le grand cahier 大きいノート 1986年) 1935年生。1956年ハンガリー動乱時にスイスへ亡命後、働きながらフランス語を学んで小説家となった。 小説では、母親と暮らした大きい町から、ハンガリーのオーストリア国境に近い祖母のいる田舎町に連れ

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 5.ウクライナ防衛戦争   9条平和主義を終焉させて、防衛方針を転換させた画期的戦争。ロシア軍によるウクライナの惨禍を毎日のように見たことで、岸田首相は、これまでの国内で侵略軍と戦う方針を変更し、防衛費のGDP比を1%からヨーロッパ諸国並み

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 石ノ森章太郎の「マンガ日本の歴史」を歴史学者に解説させたような記事だった。大正時代は1912年から26年までの短い14年で、司馬遼太郎の偉大な明治時代と滅亡と再生の昭和時代に挟まれている。 記事にある簡単な年表では、明治の日露戦争講和に不満な人々

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 1.ネトウヨはあるがネトサヨはない。 左翼は集会を開いてデモなどをする集団活動で目立っている。 それに対して、右翼の集団活動はあまりない。ネットがインフラになったことで、右翼の発言がネットで目立つようになった。むろん、ネットでの左翼の発言

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 1枚目 オペラ「花子」のポスター 2枚目 花子の死の首 国立西洋美術館 3枚目 バルザック像 深沢秋男のブログから  以上、ネットから 朝ドラ「あぐり」1997年 放映の人気で再版されたとのこと。ドラマの原作は、吉行あぐり「梅桃(ゆすらうめ)

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 アメリカ電電公社社長だったチェスター・バーナドは、自身の経営者としての経験を基にして「経営者の役割」という、経営本の古典を執筆した。マルクス流に言えば資本家と労働者しかいない世界のはずだが、その間にいる経営技術を持った経営者の存在を知らし

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ロシア革命はテロから始まったが、第一次大戦の敗戦革命で成功した。敗戦しなければ革命はなかっただろう。 現在、欧米主要国(マルクの言う帝国主義諸国)間で戦争の気配はない。ソ連・ロシアがウクライナに変なことをしていることで、かえって団結力が高

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 著者は1939年生、ドキュメンタリー作家、「昭和史 七つの謎」、「昭和の怪物 七つの謎」など。同志社大学卒。 ウィキによれば、小林よしのりは、保坂氏の歴史観を太平洋戦争などの原因を自国の中でのみ探り世界情勢を見ないため、タコツボのような歴史に

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 夕凪である。中国に凪はないのか、日本で作られた漢字である。定家は凪を体験したに違いない。でなければ、「来ぬ人を松帆の浦の夕凪に焼くや藻塩の身も焦がれつつ」という迫真の名歌は生まれなかっただろう。 凪は神秘的でさえある。何しろ夏の夕方になる

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 1枚目 北山杉の里 2枚目 北山杉(台杉仕立て) 究極の北山杉 朝日新聞の連載で読んでいたが、今ウィキを見ると、川端作品の中で一番人気だそうである。確かに「雪国」の越後湯沢や伊豆の天城峠を超えようとする人もるだろうが、京都の知名度と交通の

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 1,教養小説とは、ドイツを中心としたもので、「主人公がさまざまな体験を通して内面的に成長していく過程を描く。ドイツ語のBildungsroman」(ビルドゥングスロマーン)」 ゲーテ「ウィルヘルム・マイステルの修行時代と遍歴時代」 ギルドの親方になる

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 30年ほど前、50歳になる前の数年だが、鈴鹿山脈。布引山地の麓の、津市から車で1時間の純農村に住んだことがある。紀伊半島の付け根あたりなのだが、やたら雨が多かった。時々、車にはねられたらしいタヌキが倒れていたが、死んだのか気絶していただけなの

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 私の子供の頃はソ連・ロシアの歌を中心とした歌声運動があった。よく聞いたのは「灯」で、作詞イサコフスキー 1942年で、曲はロシア民謡らしいが、「夜霧のかなたへ 別れを告げ  雄々(おお)しき ますらお  出(いで)て行く窓辺にまたたく ともし

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 小式部内侍「大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天橋立」 この歌は、お母さんに頼んで歌を送ってもらいなさいと小式部内侍がからかわれた時に、即興で切り返した歌だとされている。 しかし、全くの即興ではないのでないか。大江山や天橋立はとも

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 1枚目 アメリカの政党支持の分布 だいたい中央部(農村部)が共和党支持で、東西の沿岸部(都市部)が民主党の支持が多い。 ローラ・インガルス・ワイルダーは、1867年、アメリカのウィスコンシン州にある小さな丸太小屋で生まれ、家族とともに、幌馬車

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 「チョコレート工場の秘密」などの作家の少年時代の自伝である。ダールの小説をなにも読んでいないのだが、この自伝は面白い。 幼い時のダールは甘いものが好きで(誰でもそうだろうけれど)、いろいろな甘さを楽しみに駄菓子屋へ通っていたのだが、その店

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 まだ子供の頃だと思うが、両親を亡くした不良少年を主人公にした映画を見たことがある。近所でいろいろ悪さをするのだが、最後は金を奪って逃げるところを祖父が撃ち殺した。ラストシーンは袋に入れた遺体をロバに乗せて山道を進み、谷間に投げ落として終わ

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 1枚目 国民総生産の推移 グラフに見るように、日本経済は明治維新以来英米を追って順調に成長していた。  1930年の世界大恐慌によって落ち込みはあったがアメリカほどではなく、1940年頃が戦前の頂点だった。これを超えたのは戦後の神武景気で、「もは

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 1枚目 ウマノスズクサの蔓 地下茎からひょろひょろと伸びだしてくるのが不気味 2枚目 ウマノスズクサの花 この花の形が馬につける鈴に似ているのか? 3枚目 ジャコウアゲハ 卵をウマノスズクサに産み付けて、幼虫が食べつくしてしまう     

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 長崎の商人・大浦慶(1828-84)の評伝小説 代々の油商だったが火事で破産状態になって、養子で入っていた父が家出してしまった。それで慶に養子をとったのだが、彼は掛け軸や置物を安物だ、落ちぶれた家だなどと悪口を言い出したので、直ちに離縁を申し立

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 中井均他「覇王信長の海 琵琶湖  なぜ覇者たちは琵琶湖を制したかったのか」洋泉社歴史新書2019 信長の安土城の意義は、岐阜と京都の中間点だったからではない。それまでの日本史ではじめて琵琶湖交通を全面的に支配するためだった。琵琶湖は日本海交通

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 1)品 訓読み しな 音読み ひん、ほん 品物 販売用でたくさんあるイメージ 位階 一品(いっぽん)、二品(にほん)は、古い位階で、平安時代には一位、二位になっている。 階 訓しな 音かい 訓読み 山階(やなしな)宮、音読み 階段 科 訓

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