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日記一覧

1枚目 習近平の仏頂面(北京)・・・ホスト国なのに2枚目 翌年の通常の顔(ジャカルタ)3枚目 日中国交正常化(北京) 習と対照的な毛沢東・周恩来の対応 中西輝政「中国外交の失敗 来るべき第二ラウンドに日本は備えよ」PHP新書2015 著者は1947

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 互盛央「エスの系譜 沈黙の西洋思想史」講談社学術文庫2016(ハードカバー2010) 著者は、1972年生、東大博士課程を修了し、言語学、思想史を専門とする。現在、講談社勤務。 書店で本を見て衝動的に買ってしまった。エスを論じた思想家はたくさんいて、

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 読売新聞2016.12.11で、編集委員の尾崎真理子によるニューヨークに育ち、日米の戦後史を背景に傑作長編を書いてきた水村美苗に、今年のノーベル文学賞、トランプなどについてのインタビュー記事が掲載されていた。トランプ現象について若干違う視角があった

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 書店での雑誌の立ち読みかネットの流し読みなので、雑誌名も正確な標題も覚えていない。おまけにオールド左翼の文芸評論家なので、飽きてしまってもう読まないつもりだったのだが、この分析の前半部分は腑に落ちた。確かにそうだと思ったのである。 納得し

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 著者の河崎環(かわさき・たまき)はフリーライター・コラムニスト 1枚目 郡別にみたトランプ(赤)、ヒラリー(青)勝利地域 ガーディアン 「大統領選前、高級紙や3大ネットワーク、CNNなどの報道各社は、「トランプ支持者は教育程度の低い労働者であ

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 読売新聞「人生相談」で、恋人の男性が「田舎は嫌いだ。君の故郷には近づきたくもない」と言う。他の面は好きなのに、そう言われるといつもケンカになる。という相談があった。回答者は土肥幸代という弁護士だったが、「それが何故問題なのか分からない。あ

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 第4回「退位」有識者会議議事録(14日・要旨)読売新聞2016.11.25 読売新聞に6人の有識者の発言要旨と、相互の質疑応答要旨が掲載された。なお、質問者については個人名でなく、一律に「有識者」となっている。 有識者は6名 A:渡部昇一(英語学、

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1枚目 インディアンに扮したバリとデイヴィス夫人2枚目 デイヴィス一家 真中が三男のピーター3枚目 ティンカーベル(ディズニー)  いずれもネットから   映画「ネバーランド」(原題 finding neverland)2004監督 マーク・フォースタージェイ

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 1.欧米における自国派の反逆 近年、EUではギリシャなどの破綻危機が起きていたが最近収まったのかと思っていると、突然のようにイギリスで残留か離脱かを決める国民投票があり、離脱派が制した結果残留を求めていた保守党政権は離脱を決定した。その間

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 以前に、白井聡「永続敗戦論」のことを日記に書いたが、どうしても「敗戦を認めないことで敗戦が継続している」という論理の論拠がつかめなかった。敗戦を認めたからこそ、協調可能な政治体制を持つ覇権国に対抗しない、という策なのではないのか。悪く言う

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 アメリカ大統領選挙の最終盤になって、なおクリントン候補の優勢が伝えられていた時に、トランプ候補が隠れトランプ支持者のテコ入れを図るために接戦州で遊説しているとの新聞報道があった。一目見て、ナニコレ、という印象だった。隠れた支持者がいる??

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 1枚目 良寛と貞心尼 2枚目 国上山の五合庵(再建) 3枚目 良寛手毬図 三森三九絵 良寛賛 いずれもネットから 工藤美代子「良寛の恋 炎の女・貞心尼」講談社2007 貞心尼(1798−1872明治5年)は、良寛(1758−1831天保2年)70歳から75歳で亡

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 中島信文「甦る三国志 魏志倭人伝  新邪馬台国論争への道」2012彩流社 著者は1947年生で、現役の頃は民間の会社員で歴史研究についてはアマチュアである。しかし、一読してその明快な解釈と読解に打たれた。この経験は、古田武彦「邪馬台国はなかった 

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 前に猪瀬の「日本人はなぜ戦争したか 昭和16年夏の敗戦」の書評をしたが、こちらは、著者の東工大での講義録に基づいたものであり、「昭和16年夏の敗戦」の簡易版、拡大版のような内容になっている。 第一章 東条英機に怒鳴られた二十六歳の高橋中尉

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 防人の有名な歌であるが、私には「醜の御楯」(しこのみたて)が引っかかるのである。大君の楯になるのはいいとして、それがどうして「醜」のか。確かに、大君の墓に愛用品として埋められる楯は金製品かもしれない。しかし、実際に戦場で楯の役に立つのは美

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 1枚目 ブラウン神父 2枚目 ポストマン・パット 3枚目 ルキノ・ヴィスコンティ「郵便配達は二度ベルを鳴らす」1942年               いずれもネットから  2010年末、ミキシイを始めた頃に、「小説の中の謎」と名付けたシリーズを書

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 近ごろ新聞を賑わしているのがフィリッピンのドゥテルテ大統領である。麻薬犯や常習者は自主しないと殺すと脅して、実際にも警察によって殺される一方で、大量の常習者が自首してきたとのことである。 それを人権侵害だとしてオバマ大統領が非難したのだが

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筒井清忠編「昭和史講義2 専門研究者が見る戦争への道」ちくま新書2016 「昭和史講義1」の続編である。 第5講 血盟団事件と国家改造・革新運動の源流  長谷川雄一(日本政治外交史) 1.国家改造・革新運動の源流は1919(大正8)年前後に遡る。雑

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1枚目 書斎にて 漱石山房2枚目 未完の小説「明暗」の人間関係図3枚目 ラストシーン 大自然の中にたたずむ二人  いずれもネットから ブルジョアの息子であるが父に反抗し、足尾銅山の坑夫になった荒井青年は「吾輩は猫である」を読んで漱石の元に来

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篠田英朗『集団的自衛権の思想史――憲法九条と日米安保』は何を論じたのか(シノドス2016.10.07)篠田英朗 / 国際政治学ロンドン大学大学院修了(国際関係学Ph.D.)。広島大学平和科学研究センター准教授などをへて、現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授

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1枚目 迷亭2枚目 水島寒月3枚目 八木独仙   ブログ「吾輩は猫である 挿画でつづる漱石の猫」から やはり、「猫」は明治の知識人たちの雑談の場面がよい。 第2回 イギリス留学、ノイローゼ、吾輩は猫である 漱石がイギリス留学時にノイローゼと

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 筒井清忠編「昭和史講義 最新研究で見る戦争への道」ちくま新書2015執筆は日本近現代史専門の研究者15名で、対象期間はワシントン条約締結(1921-22)から日本占領までである。その中から、太平洋戦争を決定づけたと考えられる事件に限定して紹介・検討

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 昨日(2016・9.30)の読売新聞朝刊・夕刊、今日の朝刊の一面はオリンピックと豊洲市場の問題特集である。 五輪施設・運営費が膨張・・・予算の司令塔不在「盛り土せず」段階的に決定・・・人物特定できず「持り土せず」責任不明確・・・知事、縦割り批判 

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1枚目 長谷川博巳の漱石、尾野真千子の鏡子2枚目 大塚楠緒子(くすおこ)。3枚目 前田卓(つな)。 今年は夏目漱石没後百年ということで、夏目鏡子「漱石の思い出」を原作とする全4回のドラマが制作された。昨夜2016.9.24が第1回だった。 作家の小

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1枚目 水切り2枚目 ボート競技3枚目 図書館 山田航編著「桜前線開架宣言」左右社2015 から(4)横山未来子 1972東京都 瞬間のやはらかき笑み受くるたび水切りさるるわれと思へり ☆海風:池などの水面に石を滑らせる水切りが、好意をもつ青年の視

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1枚目 葦牙(あしかび)・・・すなわちアシカビヒコジ神・・・豊葦原瑞穂の国の原形2枚目 ゼウスに始まるトロイ王家とシーザーの先祖(アイネイアス)の系図3枚目 パリスの審判の三女神・・・中央はアフロディテ(オリエント、フェニキア出自の女神、ト

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 イエルク・シュタイナー文 イエルク・ミュラー絵 大島かおり訳  ほるぷ出版1989第七刷(1984第一刷) 原題 Die Kanincheninsel (直訳 うさぎの離れ小島)1枚目 うさぎ工場のケージを破って通風口から脱走2枚目 野外に出た灰色うさぎ、新入りの

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 平川祐弘「日米開戦と原爆投下 封印を解かれた「フーヴァー大統領回顧録」」全編 雑誌「歴史通」2016年9月号 ワック株式会社 平川祐弘は1931年生、東京大学名誉教授、比較文学専攻である。 雑誌は立ち読みだったのだが、たまにはという気分で「歴史通

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 丸山真男のことは、「超国家主義の論理と心理」とか「日本の思想」だけで、江戸時代の思想家の研究もしているのか、ぐらいだったのだが、実際の専門は江戸時代の政治思想の方で、さらに古事記にまでさかのぼるのだそうである。それはともかく、「古層」とか

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 田航編著「桜前線開架宣言」左右社2015 から(3)小原奈実1991年東京都1枚目 映画「コクリコ坂から」2枚目 清水焼の碗3枚目 つげ義春「海辺の叙景」  いずれもネットから わが過ぎし空間に陽がなだれこむ振り返らざる朝の坂道 ☆海風:映画「コ

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