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日記一覧
- 時代を越えて（３９） 池田信夫「アウシュビッツのあとで詩を書くことは野蛮である」
- 2014年10月30日18:30
私は池田信夫のブログを読んでいるが、今日は標記の題であった。これはアドルノの言葉だそうで、恐るべきはヒトラーの狂気ではなく、ドイツ人がユダヤ人を合理的虐殺したことにある。「・・・自己満足的な観照という姿でみずからのもとにとどまっている限り
- 時代を越えて（３８） 中沢新一・赤坂憲雄「網野善彦を継ぐ」・・・天皇への愛憎
- 2014年10月27日13:25
中沢新一・赤坂憲雄「網野善彦を継ぐ」講談社２００４ を読んだ。網野善彦（1928−2004．2）が亡くなって４カ月後の対談である。中沢は哲学者で網野とは叔父甥の関係、赤坂は民俗学者であるが網野に大きな影響を受けている。 「人類学や民俗学のような人
- 時代を越えて（３７） 赤坂真理×内田樹 対談「街場の戦後論」
- 2014年10月25日13:42
赤坂真理×内田樹 対談「街場の戦後論―東京裁判・憲法・安保闘争」文学界十月号を読んだ。赤坂真理は知らなかったが、「東京プリズン」で毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞などを受賞した作家とのこと。 対談の内容で気になったことをいくつか検討したい。
- 時代を越えて（３６） 深津睦夫「光厳（こうごん）天皇」・・・後醍醐天皇のライバル
- 2014年10月24日17:14
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１枚目 禅僧となった光厳院 ２枚目 禅僧として過ごした常照皇寺のある周山地区 ３枚目 寺の裏山にある陵 図書館で何かないかと探している時、深津睦夫「光厳天皇」ミネルヴァ日本評伝選2014 を見つけた。いつの時代の人かと手に取って見ると、北朝第
- ファンタジーの中へ（４５） 木田元「反哲学入門」・・・ヨーロッパの進軍を止めるニーチェ
- 2014年10月21日20:46
木田元「反哲学入門」新潮文庫2010（単行本2007）を読んだ。日本人に哲学が分からないのは当たり前。それは、世界と人間を創造したとする一神教のキリスト教と共に発達してきたもので、世界を「成り成りて成り合わぬところ・・・成り余れるところ」の夫婦
- 猫の詩
- 2014年10月15日18:48
猫は眠る 庭のもみ殻の上で 猫が丸くなっている。 白っぽいきれいな猫 台風の過ぎた秋の空 今朝も丸くなって眠っている。 もう、起きてのびをすることはない。 二、三日前に、庭の前の小路で 血まみれで横たわっていた。 今は、血を拭いてもらって 眠っている
- ファンタジーの中へ（４４） 谷口ジロー「歩く人PLUS」
- 2014年10月08日14:08
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１枚目 歩くひと ２枚目 散歩もの ３枚目 遥かな町へ いずれもネットから 谷口ジロー「歩く人PLUS」光文社コミック叢書2010 をかみさんが図書館から借りて来た。思い出せば、この本が出た時に新聞の書評欄で紹介されて興味を持ったのだった。それ
- ファンタジーの中へ（４３） 加藤典洋「太宰と井伏 ふたつの戦後」
- 2014年10月07日21:10
加藤典洋「太宰と井伏 ふたつの戦後」講談社2007 を読んだ。これは、同じく、太宰と井伏を対比した猪瀬直樹「ピカレスク 太宰治伝」小学館2000 を踏まえて、しかも、二人の生き方に別の解釈を与えていて、スリリングであった。 だいたい私としては、太
- ファンタジーの中へ（４２） 岩谷時子からフォークソングの「もののあわれ」へ
- 2014年10月04日14:33
昨日、昨年も見て、この日記にも書いたのだが、また、岩谷時子回顧番組「作詞家岩谷時子の生涯と珠玉の名曲たち」の再々放送を見た。長峰由紀の司会で今陽子、園マリ、加山雄三、湯川れい子の４人が、岩谷とのエピソードや作詞の特徴を語り、代表的な歌を紹
