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日記一覧
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（１６） 「聖母子の風聞ののちも木を打ちてこんこんと大工ならむかヨーゼフ」
- 2015年08月31日08:57
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1枚目 大工のヨゼフ（それに幼いころのイエス）２枚目 蔵王山３枚目 あめんぼ いずれもネットから 川野里子（1959- ） 「五月の王」平成２年 所収 息子イエス逮捕の報で母マリアが駆け付け、その見守る中でイエスは刑死した。それから息子イエ
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（１５） 「かげりゆく冬の一日は文鳥の頭をくちにふくんでみせる」
- 2015年08月30日09:06
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１枚目 つげ義春「チーコ」２枚目 落花生の乾燥３枚目 青色の絵具のチューブ いずれもネットから 加藤治郎（1959- ） 「サニー・サイド・アップ」昭和６２年 所収 通常ではありえないこと。しかし心にすき間があいて、つまらないことをしたり、
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（１４） 「秋霖（あきづゆ）の地上に出でて傘をさす人一人づつ貌を失くせり」
- 2015年08月28日19:33
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１枚目 銀座の雨傘２枚目 紫陽花とかたつむり３枚目 つげ義春 ねじ式 いずれもネットから 小島ゆかり（1956- ）「水陽炎」昭和６２年 所収 東京メトロから地上に上がると秋雨だった。傘をさすと他の人の顔が見えなくなった、という情景であ
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（１３） 「秋の野のまぶしき時はルノアールの「少女」の金髪の流れを思う」
- 2015年08月25日11:08
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１枚目 ルノアール「草束をもつ少女」 ２枚目 デルヴォー ３枚目 葦 いずれもネットから 佐藤通雅（1943- ） 「薄明の谷」昭和４６年所収 さて、俳句にいつまでも拘っていずに短歌の方に移ることにしたい。高野公彦編「現代の短歌」講談社学
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（１２） 「雲雀より高きものなく訣れけり」
- 2015年08月23日19:47
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１枚目 揚げ雲雀 ２枚目 山羊の長い顔 ３枚目 円を描く少女 いずれもネットから 林田紀音夫（1924-1998） 「風蝕」昭和３６年所収ウィキによれば「季語の情緒を嫌い風流から生活へを詩観として徹底した無季俳句を貫いた」とのことである。しか
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（１１） 「男根担ぎ仏壇峠越えにけり」
- 2015年08月20日13:46
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１枚目 ホルバイン「大使たち」 メメント・モリ 下部に頭蓋骨が隠れている。 ２枚目 「氷点」 多分、お前の父が娘を殺したと陽子を責めている場面。 ３枚目 月夜の油山寺 袋井市 いずれもネットから 西川徹郎（1947- 北海道芦別市 浄土
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（１０） 「火柱の中にわたしの駅がある」
- 2015年08月16日11:10
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１枚目 ジャンヌダルクの火刑 ２枚目 鉄道員の少年サンドロ ３枚目 興福寺 阿修羅像 大西泰世（1949- ） 「椿事」昭和５８年 所収 作者は激しい性格のようである。彼女の最寄り駅は火柱の中だと言うのだ。ジャンヌダルク（1412-1431 日本でい
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（９） 「音楽漂う岸侵しゆく蛇の飢」
- 2015年08月13日15:54
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１枚目 海岸での野外ライブ ２枚目 ラガーマン（ラグビー） ３枚目 水族館のエイ いずれもネットから 赤尾兜子（1925-1981） 「蛇」昭和３４年 所収 皆目見当がつかないので、例によって分解する。まず、「音楽漂う岸」であるが、最初は波の寄
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（８） 「ペリカンは秋晴れよりもうつくしい」
- 2015年08月11日08:33
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１枚目 ペリカン２枚目 水銀３枚目 マグリット「記憶」 いずれもネットから 富沢赤黄男（1902-1962） 「魚の骨」昭和１５年所収 散文みたいに単純であるが、なぜ秋晴れより美しいのかが問題である。それ以前に、比較できるものなのか？ そもそも、ペ
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（７） 「柩出るとき風景に橋かかる」
- 2015年08月08日15:54
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１枚目 焼き場に立つ少年 長崎原爆の後、米軍カメラマンが撮った有名な写真 ２枚目 能舞台の橋がかり ３枚目 賽の河原 子どもと地蔵菩薩 いずれもネットから 橋�寮弌�1903-1992） 橋�寮佛亢臍�集1987 所収 葬儀場から柩が出され火葬場へ運
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（６） 「教会のやうな冬日を歩みをり」
- 2015年08月07日10:46
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１枚目 青山学院大学チャペル ２枚目 チャペルの内部 ３枚目 実篤公園の湧水 調布市の旧武者小路実篤邸 石田郷子 雑誌「俳句研究」平成１８．１ 所収 この句は難解ではないが、冬の日差しを「教会のやうな」と形容したところがユニークだったと思
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（５） 「東の山の汝が白骨とたけくらべ」
- 2015年08月06日09:07
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１枚目 二上山の夕陽 ２枚目 三輪山の朝日 ３枚目 つくば市の春の風物詩 砂嵐 いずれもネットから 夏石番矢「神々のフーガ」平成２年所収 これは、一目見てあきらめるクラス。しかし、手がかりはあるだろう。「汝が白骨とたけくらべ」だけなら分か
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（４） 「能面のくだけて月の港かな」
- 2015年08月03日09:50
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１枚目 能面（近江面） ２枚目 月 ３枚目 月夜のイラスト ネットから 黒田杏子「火の容（かたち）」平成５年所収 鏡を見ているとすれば、自分のことを言っている。感情の起伏を表情に現わさない人なのだろう。しかし、何かがあって激情がはしり能面
- 俳句、短歌、詩の幻想に向かって（３） 「ひらききる百合はまつしろ海炎えゐむ」
- 2015年08月01日19:18
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１枚目 燃える精霊舟 ２枚目 夕焼けの入道雲 ３枚目 ダリ 燃えるキリン いずれもネットから 鷲谷七菜子「銃身」昭和４４年所収の句。 イメージは鮮明なのだが、白百合と燃える海の関連が難しいところだ。 白百合の穢れのない白はいいとして、
