mixiユーザー(id:34218852)

日記一覧

猫のひとりごと
2013年02月27日13:11

  のんたん 女2代目 アメショウ(何代かのハーフ) 美声の天井猫  ペコ 女3代目 三毛もどき 薄暗い所で啼いていて拾われ、さらに引っ越してきた。 悪声の招き猫のんたん:人間て、明日を疑い昨日を悔やむ。修行をすると迷いはなくなるら しい。

続きを読む

雛人形と水鳥
2013年02月24日21:23

 木目込み雛人形 猫雛人形 ★足元に猫雛を置き二人雛 ★木目込みの笑みもかすかや雛飾り ★玄関の送り迎へや雛飾り   霞ヶ浦の水鳥 えさ場になっている。 白っぽいのがユリカモメ。  黒いのがオオバン。  鴨は何種類かいるが、ここにはオナガガ

続きを読む

 清水宏監督「有りがたうさん」1936年(昭和11年) を見た。先だって、あまでうすさんの紹介にあったものである。映像技術的なことは全く分からないが、下田港から北の汽車の駅の街へ向かうバス(15里、つまり60キロ、時間にして推定5時間)の窓から

続きを読む

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1869321812&owner_id=5540901 小川洋子「最果てアーケード」講談社2012 は、先に上記のヤマヤマさんの紹介を読んで気になっていた。要点はこれに尽くされているので、後は私の感想と連想に遊ぶことにしたい。 ここは、小

続きを読む

 猪瀬直樹「作家の誕生」朝日選書2007(NHK人間講座2001) は、雑誌や読者などの市場と零細企業(作家)との関係を、その始まりから三島由紀夫の自決まで辿ったものである。 通常、漠然と考えられているように、作家とは時代にぬきんでて、突如発生するも

続きを読む

 イーゴリ・タラントン監督「チャイコフスキー」ソ連1970 は、チャイコフスキーの生涯を親友のニコライ・ルビンシテインとパトロンのメック夫人との関係を主軸として描いたものである。 私は誤解していたのだが、昔見た映画でかなりチャイコフスキーをパロ

続きを読む

 河合隼雄「ファンタジーを読む」は、欧米のファンタジー13冊を分析批評したものである。その序章「なぜファンタジーか」には、「ファンタジーはたましいのあらわれ」で、苦境に陥った人に対する時、人間にはたましいがあるので期待できる、としてカウンセ

続きを読む

 河合は「昔話」のなかで、鬼にさらわれた花嫁が鬼を笑わすことで危地を脱する物語「鬼が笑う」を分析している。鬼を笑わせる方法が奇抜なのであるが、母親と二人を助ける庵女様と三人で裾をまくって性器をみせびらかす、というのである。同様の話は、アマテ

続きを読む

 イザナギの冥界降りの時、約束を破られたイザナミの怒りはすさまじいものであった。日本神話の中での白眉だとおもう。 古事記がヨーロッパに紹介された時、人々を驚かせたのはギリシャ神話のオルフェウスの冥界降りとの類似性であった。オルフェウスも振り

続きを読む

 河合隼雄の著作を読んだのはいつだったのか、一時期、心理療法の本ばかり読んでいたことがあった。岩波新書の島崎俊樹も同時期だったと思う。今、また読もうと考えたのは、村上春樹の対談相手になっていたからで、そこから逆に、対談相手の小説家である吉本

続きを読む

  カバの絵のあるマッチ箱。喘息のミーナは家族に内緒でマッチ箱の絵に物語をつけている。 ミーナの豪邸には動物園まであった。今、残っているのはコビトカバのみ。ミーナはコビトカバに乗って小学校に通っている。題名の由来。 1972年ミュンヘンオリンピ

続きを読む

 小川洋子「ブラフマンの埋葬」講談社文庫2007(単行書2004) は、泉鏡花賞受賞作で、死と生が溶け込む、静かであるが激しさを秘めた世界を描いている。 ストーリーは、芸術家村の管理人(ぼく)を語り手として、彼が保護したビーバーに似た動物(ブラフマ

続きを読む

 全身麻痺した作者 よく使う順に並んだ文字盤。読まれてゆく文字の選択は左目の瞬きで。 少し回復してきて、レストランでの高級料理を回想している。 作者の目から見た、ぼやけた映像は拾えなかった。 ジュリアン・シュナーベル監督「潜水服は蝶の夢を見

続きを読む