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日記一覧

 ヘンリー・ストークス「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」祥伝社新書2013年初版-2014年第8刷 によれば、日本は大東亜戦争によって、インドを含めて東アジア諸国を独立させ、著者ストークスの大英帝国を没落させた。アジア諸国は日本を自分たちの目

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 松本清張「黒い福音」はベルギー人神父がスチュワーデス(今ではエア ホステスという)を殺害した疑いがかかった事件(1959年)のだが、証拠が固まらなかったようで、 神父は出国して迷宮入りとなった。しかし清張は真犯人だと見て小説に仕立てた。 その

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 小学校高学年の頃から、岩波文庫の紹介用の文庫を見だした。星一つが40円の頃だったが、一つでは読みごたえがないので、二つくらいで、ヨーロッパ近代の小説を探したものだった。中学高校となると図書館が充実してくるので、世界文学全集なども見るようにな

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 鏑木蓮「思い出探偵」PHP文芸文庫2013―2016第5冊(原本2009年)所収の「少女椿のゆめ」 思い出探偵は、老女トモヨ(つまり、かつての少女椿)に依頼されて、少女の頃に米兵に犯されるところを救ってくれた少年(今は老年)を探すことになった。 むろん

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 鏑木蓮「思い出探偵」PHP文芸文庫2013―2016第5冊(原本2009年)所収の「鶴を折る女」は集団就職をモチーフにしたものだった。(著者は(1961-2023)京都市生、仏教大学文学部卒。広告代理店勤務を経て推理小説作家)・・・それにしても若くて亡くなってし

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 と言うことのようなので。 当時の屋敷の構造から言えば、ロウソクなどの光には蛾が集まってくる。 むろん、美男子の皇族なので、多分、中級貴族の女官たちだろう。紫式部も清少納言も中級貴族である。 退屈な雨の夜には、集まって来る女官たちを取り巻き

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先に、池上彰・佐藤優「漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷1972-2022」を読んだ。混迷したかどうかは評価の問題だが、だからといって衰退はしていないと思う。 その第一の証拠が日本共産党の存在である。最近、党内の役員選挙が機能していないと批判し

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 1枚目 あさま山荘事件   朝日新聞 2枚目 上尾事件      朝日新聞 3枚目 ウクライナ侵攻   アムネスティ・ニュース 著者の池上は1950年生、慶応大学卒。NHK記者を経てフリー。 佐藤は1960年生、同志社大学神学部卒。元ソ連担当の外務

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 著者は1953年生。読売新聞記者を経てフリーランス。 なぜドイツが日本を批判するのか? 意味が分からなかったのだが。 大体ドイツ人は論理的で、日本人が感情的だと思っていたが、どういう根拠と論理があったのだろうか。 1.ドイツでは30万人の南京大

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 天皇家は万世一系と言うことになっているが、英国王室はどうだったのか。確かにばら戦争やクロムウェルの清教徒革命などがあった。 英王室史は複雑だが、簡単にすると、ノルマンジー公ウィリアム以後のノルマン朝、プランタジネット朝、ランカスター朝、ヨ

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 ルイザ・メイ・オールコット(1832-88)「若草物語」1868年 は、南北戦争の傷病兵の看護に行って、その様子を郷里の家族に送った手紙が、出版社の目に留まって、執筆を依頼されたものだとのこと。それまで、ルイザが地元の新聞社書いていたのは(穴埋め用

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 著者の中沢は、1944生。福山大学教授。専門は中小企業論。 藤本は、1955年生。東大教授。専門は技術・生産管理論。 新宅は、1958年生。東大教授。専門は経営戦略論。1枚目 バルブの内部構造2枚目 東大阪市中小企業群の協力関係3枚目 大田区の仲間回

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 1枚目 クールベ「波」1870年頃 2枚目 広重 東海道53次「箱根」1833年頃    3枚目 カミーユ・コロー「モルトフォンテーヌの思い出」1864 浮世絵が本格的にヨーロッパに紹介されたのは、1863年のナポレオン3世によるパリ万博であろう。 クロー

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  アルプスの少女「ハイジ」は、主人公の前向きで明るいキャラクターによるのだと思われるが児童文学の代表作の一つに違いない。 ハイジの時代背景は、伯母に連れられ鉄道に乗ってふもとの町まで来たということで、1860年より後、明治維新の開国の前後のよ

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 1枚目 「地下鉄のザジ」はエッフェル塔に昇る  ねひつじツイッターより 2枚目 7歳のアリス・リデル  アートペディアより 3枚目 ロリータとハンバート  キューブリックのブログ 「地下鉄のザジ」は「不思議の国のアリス」のパスティーシュ模

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 飼い猫のノンタンが遠くへ逝ってしまった。ノンタンはフリーペーパーに子猫を譲るとあったので、ずいぶん遠くだったが、かみさんと貰いに行った。アメリカン・ショートヘア系の雑種の子猫がたくさんいたが、かみさんはメスが良いというので、抱き上げてもお

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 大江健三郎への長時間にわたるインタビュー記事などで、読売首を受賞した尾崎真理子の記事があった。それによれば、大江作品にしばしば登場する「ギ―兄さん」は柳田国男の「ぎ」で義、疑、戯などを表すとのことである。 また、大江は西欧文学の影響を受け

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昔になるが、噂話の伝播過程という趣旨のものを読んだことがある。遠くへ広がる過程で元の話と変わってしまうということを実証したもので、これは実験でも確かめられている。一つの内容を、電話でリレー式に次々伝えていくうちに、最初のとすっかり変わって

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 日本では純文学と大衆小説(通俗小説)は区別されている。1935年昭和10年に菊池寛が芥川賞と直木賞を創設したことも、その区別の背景になっている。 特に、あの頃は私小説の隆盛期で、欧米の小説も(たとえばスタンダール「赤と黒」など)通俗小説だと主張

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 石で家や街をつくるのは、商人の街(自由都市)を領主たちの戦争から守るという目的があったと思う。 さらに、信仰と関連していたはずであろう。古代エジプトでは、王の墓は巨大な石造建築ピラミッドで作られた。遺体を生前のままの姿で守って、死後にも同

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 1.時代背景 ヴィクトリア女王(在位1837-1901)の末期の1911年で、明治44年。 バーナード・ショーが戯曲「ピグマリオン」を執筆・上演したのが1913年なので、当時の現代演劇。 イライザの父が最初に登場する場面で、地面を掘り返しているのは下水道工

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 1枚目 フィレンツェの街並み  フォトライブラリのブログ 2枚目 京都西陣の街並み  民家街並み写真集 3枚目 茨城県竜ケ崎市 女化神社のキツネ  大阪府和泉信太(しのだ)の葛の葉キツネに似ている 著者は1955年生。京都大学工学部建築学科卒

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 1枚目 道灌時代の江戸  実業之日本社ブログ 2枚目 日光男体山  茨城方面(渡良瀬遊水地)から遠望  冬晴れの朝には土浦からも見える。空気のきれいな江戸からはよく見えたはず。 3枚目 大山街道     川崎国道事務所 大石 学   1953

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