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日記一覧

 子供らの 提灯となり 曼珠沙華 生きるもの 舞台に上り 秋彼岸 生き残る ものの食欲 秋彼岸 にごりなき 光に染まれ 吊し柿 

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 台風や 猫は気になる 揺れるもの 台風の うなり万物 伏せるのみ 空を裂く 風の隙間を 虫の声 台風の 駆けて多量の はぐれ雲 台風の 叫び一夜に 朝寝かな 万物の 根元ゆさぶり 台風過

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 台風も 犬は散歩に 行くと言ふ 台風や テレビを頼み 籠城す 台風や 雨音フォルテ ピアノして

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 石丸晶子「式子内親王伝ー面影びとは法然」朝日新聞社1989年 は、発売当時に、題名を見て注目したのだが、「まさか、ね」という感じでそのままになっていた。私自身は、定説と違う見かたは好きなのだが。 式子内親王のことは、定家選の百人一首「玉の緒よ

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 大塚英志「村上春樹論ーサブカルチャーと倫理」若草書房2006年 を図書館で見つけた。やっぱりサブカルチャーだったのか、ということで早速読んでみた。 村上は自己の小説の方法論をアメリカの小説やポップカルチャーからのジャンクを集めて作ると述べてい

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 長谷川三千子「日本語の哲学へ」ちくま新書2010年 をブックオフで見つけた。この人のものを最初に読んだのは、「中央公論」昭和58年四月号掲載の「戦後世代にとっての大東亜戦争」であった。「そこに、昭和20年生まれの者には、それ以前のことは、何も教え

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 筑波峯の かがひへつづく 刈田道 どこまでも 枯れた匂ひの 刈田かな その上の 筑波鉄道 稲の中

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 尾崎翠「第七官界彷徨」昭和8年(「アップルパイの午後 尾崎翠作品集」出帆社1975年 所収)は、花田清輝が紹介していたので、後になってから本屋で見つけて買ったものだが、ただ、その不思議さに驚いた。とても、昭和8年とは思えないのである。宮沢賢治

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 大江健三郎「燃えあがる緑の木ー(第一部)救い主の殴られるまで、(第二部)揺れ動く、(第三部)大いなる日に」三部作 1993,1994,1995 をよろめきながらだが、読んだ。これは、作者の故郷の四国の山村を舞台に、新しいギー兄さんが救い主に指名され、教

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 ディズニー映画「オズ(return to oz)」1986をテレビでみた。前日には、「オズの魔法使い」1939だったのだが、忘れていた。こちらのほうは、昔、小説で読んでいたので話は分かっているが、映画は見ていなかった。続編の映画化まで、実に半世紀たっている。

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 マイケル・カコヤニス監督「その男ゾルバ」1964 をテレビでみた。題名は、映画音楽もあって、当時からよく知っていたのだが、初めてである。時代は戦前の、ギリシャのクレタ島の田舎。イギリス人の小説家が父の遺産の炭鉱を再建しようクレタ島へ渡るときに

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