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日記一覧

 吉本ばなな「キッチン」1988年、「満月ーキッチン2」を、吉本ばなな自選選集3(death デス)で読んだ。選集は4巻本で他は、オカルト、ラブ、ライフである。「キッチン」はデスに分類されているが、ライフの始まりと読めるのではないか。今や、ライフは自

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 黒古一夫「魂の救済を求めてー文学と宗教の共振ー」佼成出版社2006年 は宮沢賢治や大江健三郎など宗教的なものをモチーフとする作家を論じていると思って図書館から借りだしたのだが、この人は政治一筋で宗教的な人ではなかった。ウキぺデイアによれば、19

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猫の手も借りたい
2012年01月29日09:14

 我が家の猫は、調理台に上がって水道の蛇口をなめる。これは、縞がしていて、水が飲みたいというのである。ちゃんと水が飲めるように容器に入れているのに。考えてみれば、母猫の乳首をなめて乳を飲んでいたのだから、その方法を思い出して応用したのだった

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土浦雪景色
2012年01月24日09:14

 土浦にも、この冬初めての雪が積もった。国道もバリバリに凍っていて、皆のろのろ運転で渋滞している。 屋根や畑に雪が積もっている。あちこち行ってみようと思ったが、滑りそうで降参。小学生も1時間遅らせて登校していた。

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 フェリーニ監督の「魂のジュリエッタ Giulietta degli spiriti」1966 をテレビでみた。妙な題だと思っていたが、原題の直訳らしい。この映画の前作の「8 1/2」は、フェリーニ自身の心象風景による自伝作品といわれ、映画製作に行き詰まった監督の現実

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 前回で紹介した坂口安吾の「文学のふるさと」はさらに先へ展開させることができるように思う。安吾は人間の現実をそのまま見据えることから文学は始まるというのだが、その先は二つの道に分かれていると思う。 第1は写実主義である。古くは島崎藤村などの

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 坂口安吾は短い評論「文学のふるさと」昭和16年 で、「モラルがないこと自体がモラルであると同じように、救いがないこと自体が救いであります。」と述べ、これが「文学のふるさと、人間のふるさと」であると規定している。 その例として安吾は、ペローの

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 椎名麟三の「深夜の酒宴」「重き流れの中に」1947年、「懲役人の告発」1969年 を読んだ。前の二つは出世作で、「懲役人」は中村真一郎の解説で代表作とされていた。主人公で語り手は共通したキャラクターで、作者自身をモデルとした底辺の勤労青年である。

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 昨日テレビの舞台中継で、泉鏡花原作の「天守物語」を見た。テレビ欄には演出白井晃、篠井英介、平岡雄太、江波杏子ほかとあったが、誰が誰か分からない。さすがに、江波杏子は知っていたが、どこで出ていたのか分からなかった。そもそも、生はもちろん中継

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猫三代
2012年01月11日21:40

 猫にははっきりした性格がある。我が家のこれまでにいた三匹もそれぞれ個性的である。 三女のペコ。医者によれば2011年7月に誕生したと推定される。捨て猫だったが、近所で引き取っていたのをもらいうけた。近所の別の家にこの子の兄弟と思われる猫がいる

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猫百態
2012年01月05日09:25

 さっきまで、縞が三毛を追い詰めていたが、水を出すと縞が上がって水を飲むという。しかし、すぐに、三毛も上がってきて順番を待っている。 飲み終えた縞は、三毛に向かって猫パンチの格好をして下に降りた。  三毛はシンクに降りて、心ゆくまで水浴び。

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