mixiユーザー(id:34218852)

日記一覧

 防人の有名な歌であるが、私には「醜の御楯」(しこのみたて)が引っかかるのである。大君の楯になるのはいいとして、それがどうして「醜」のか。確かに、大君の墓に愛用品として埋められる楯は金製品かもしれない。しかし、実際に戦場で楯の役に立つのは美

続きを読む

 1枚目 ブラウン神父 2枚目 ポストマン・パット 3枚目 ルキノ・ヴィスコンティ「郵便配達は二度ベルを鳴らす」1942年               いずれもネットから  2010年末、ミキシイを始めた頃に、「小説の中の謎」と名付けたシリーズを書

続きを読む

 近ごろ新聞を賑わしているのがフィリッピンのドゥテルテ大統領である。麻薬犯や常習者は自主しないと殺すと脅して、実際にも警察によって殺される一方で、大量の常習者が自首してきたとのことである。 それを人権侵害だとしてオバマ大統領が非難したのだが

続きを読む

筒井清忠編「昭和史講義2 専門研究者が見る戦争への道」ちくま新書2016 「昭和史講義1」の続編である。 第5講 血盟団事件と国家改造・革新運動の源流  長谷川雄一(日本政治外交史) 1.国家改造・革新運動の源流は1919(大正8)年前後に遡る。雑

続きを読む

1枚目 書斎にて 漱石山房2枚目 未完の小説「明暗」の人間関係図3枚目 ラストシーン 大自然の中にたたずむ二人  いずれもネットから ブルジョアの息子であるが父に反抗し、足尾銅山の坑夫になった荒井青年は「吾輩は猫である」を読んで漱石の元に来

続きを読む

篠田英朗『集団的自衛権の思想史――憲法九条と日米安保』は何を論じたのか(シノドス2016.10.07)篠田英朗 / 国際政治学ロンドン大学大学院修了(国際関係学Ph.D.)。広島大学平和科学研究センター准教授などをへて、現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授

続きを読む

1枚目 迷亭2枚目 水島寒月3枚目 八木独仙   ブログ「吾輩は猫である 挿画でつづる漱石の猫」から やはり、「猫」は明治の知識人たちの雑談の場面がよい。 第2回 イギリス留学、ノイローゼ、吾輩は猫である 漱石がイギリス留学時にノイローゼと

続きを読む

 筒井清忠編「昭和史講義 最新研究で見る戦争への道」ちくま新書2015執筆は日本近現代史専門の研究者15名で、対象期間はワシントン条約締結(1921-22)から日本占領までである。その中から、太平洋戦争を決定づけたと考えられる事件に限定して紹介・検討

続きを読む

 昨日(2016・9.30)の読売新聞朝刊・夕刊、今日の朝刊の一面はオリンピックと豊洲市場の問題特集である。 五輪施設・運営費が膨張・・・予算の司令塔不在「盛り土せず」段階的に決定・・・人物特定できず「持り土せず」責任不明確・・・知事、縦割り批判 

続きを読む