昨年、川崎市中原区等々力の多摩川河川敷の夜回りを始めたのが、7月初めから。今年は早くから夜回りしようと考え、昨晩行ってみた。
いつもの川べりに降りてみて、びっくり。
目に付くのは、見間違いでなければ、キアシマルガタゴミムシばかり。しかも、テネラル色が多い。
キアシマルガタ、というよりも、チャイロマルガタ、という感じ。その中でぽつぽつと黒く熟した個体も見られた↓。
これは、イグチマルガタゴミムシの方だろう↓。
マルガタは他にコマルガタかニセコマルガタがいたかもしれないが、とにかくこの夜のマルガタの優占種は圧倒的にキアシだった。いつの間にか9頭摘まんでいた(自分的には多い)が、採ろうと思えば40も50も採れたかもしれない。
キアシマルガタゴミムシといえば、昨年まで川崎・横浜地域から記録のなかった、マルガタゴミムシの中では比較的珍しい種のはずである。対岸の東京都区部ではレッドリストに載っている(準絶滅危惧)くらいだ。おそらく、たまたま新成虫の一斉出現の場面に出くわしたのだろう。昆虫採集をしていると、こういうことは時々ある。
この夜とても多かった、テネラル色(未熟な色)のキアシマルガタゴミムシ↓。
通常色のキアシマルガタゴミムシ↓。前胸背の側縁が黄色く縁取られる。
これは、イグチマルガタゴミムシ↓。
この河川敷夜回りネタ、明日に続く。
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