今日は午前中に警報が出るほどの大雨が降った。これでカラカラだった緑地が湿ってくれる。
午後やや遅く、東工大キャンパスへ、カシノナガキクイムシにやられているコナラのスプレー採集に行ってみた。
すると、そのコナラのすぐ近くで小型のスズメバチが地面近くをうろうろしていて、自分が知らずに近づくと威嚇されてしまった。
いったい何があるのかと思うと、鳥の〇骸だった。もう腐敗している。
そこで、スズメバチ(コガタ?ヒメ?モン?)をネットで捕らえ、その〇骸をひっくり返してみる。多数の虫がいっせいに地面に潜る様子。コブマルエンマコガネと数種のハネカクシたちか。
すると、1頭の小さなエンマコガネが歩いているのが目に入った。写真も撮らずに摘まみ上げる。
チビコエンマコガネ♀(後ほど確認)。
関東初となる2011年の荒川区河川敷の記録以来、東京都2例目である。もっとも、インターネット上では2016年に撮られた世田谷区の個体の画像が公開されている(自分は一昨年その場所で探してみたが、見つからず)。自分自身は、北京、ビエンチャン(ラオスの首都)、奈良公園に次いで4度目の採集となった。
K澤氏は、埼玉県でも数例確認されていることから、本種は関東地方ですでに定着しているのではないかと書いておられるが、東京都区部においてもそうなのかもしれない。
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