ワシントンは日本で言えば仙台くらいの緯度なのだが、寒くなるときはぐっと寒くなる。今日(月曜)はキング牧師誕生日という祝日で、空は晴れ渡ったが、一日中零下の真冬日。
自宅で仕事していたため、外出するのは昼の1時過ぎになってしまった。それでも、気温は摂氏零下6度。
こんな日に森に行く根性は、二度目の冬となると消えてしまう。時間もあまりないことだし。
そうだ、こんな日は、「あれ」を試すのにちょうどいい。
「あれ」とは、街路樹のケヤキの樹皮めくりである。
日本の冬場の虫探しには、ケヤキ樹皮めくりはほとんど定番であるが、米国にとってケヤキは人為的な移入種であり、ところどころの街路樹でしか見かけない。そんな限られた近場の場所に行ってみた↓。街のど真ん中である。
同じケヤキとはいえ、背景が米国っぽいでしょ?
しかし、寒い。耳当てはしたが、手袋は邪魔になると思って付けなかったのが、大きな失敗。風が強く、手が痛いほどしびれてきた。
それでも、ほどなく、見慣れた虫の姿が↓。
言わずと知れた、ケヤキ樹皮下の定番住人(虫)、ヒレルクチブトゾウムシ。ケヤキごと移入してきたのだろうか? 日本の個体より心なしか総じて小さい。
ヒメテントウは、思ったほど見つからない。1mm
に満たない近くの極小の黒いテントウと、後端に二つ斑紋があるテントウ↓。
これ↓は木屑かと思ったら・・・、
ヒゲブトコメツキだった。
ゴミムシダマシもいて↓驚いたが、残念ながら○骸。ここで越冬していたわけではなさそうだ。
このゴミダマはスナゴミダマに近いと思っていたのに、木登りするとは意外だった。
あまりの寒さに短時間で切り上げ。もっと穏やかな日にまたやってみよう。
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