昨日の採集ネタの続き。
メインは、いつもながらマツのガサガサ採集だった。
竿が届く限り、マツの梢を網でガサガサ。その繰り返し。
先週、図らずもムナビロクチキムシが3頭も入ったので、その謎を探りたい、という気持ちがあった。しかし、それを見透かされたかのように、この日は1頭も入らなかった。
その一方、本命のクリサキテントウ探しについては、ナミテントウ系がたった1頭しか網に入らなかったので、大沈没・・・となりかけた。
しかし、その1頭をよく見ると、上翅後端近くに横ヒダがない。しかも、ここが大事なのだが、上翅側縁の「つば」(平圧部)が、きわめて狭い。
一週間前に採った、ちょうどよく似た斑紋のナミテントウ↓と比べると、違いは瞭然である。
たった1頭ながら、帰宅後に期待を高めて交尾器を抜くと、幸いにも♂だった。
サイフォと呼ばれる交尾器の器官の先端部↓。ピントが上手く合わず見づらくて恐縮だが、糸状突起物がS状に長く、その横の骨片は細長い。
ようやく、クリサキテントウ♂が採れたようである。
ちなみに、マツのガサガサで他に持ち帰った虫は、黒粒のようなダニヒメ系のテントウ3頭(後腿節線が不完全)と、何故かイチゴハナゾウムシ↓であった。
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