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日記一覧

どんどん「ポーの一族」の秘密が明らかにされていく。しいて言えば「明らかにされる」というより、70代の萩尾望都の関心が20代から大きく変化していることを反映して、「ポーの一族」という物語に新しい設定が付け加わっているように見える。物語は「ユニコー

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「どうする」に「どうする」が重なって一向宗との戦いに踏みきった家康ですが、寺との戦の重みを知る家臣団の突き上げを食らいます。その怒りの中心に居るのが隠居のはずの鳥居忠吉というのもポイントで、不在の家康に代わり長く三河を守ってきた忠吉の求心力

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家康が主人公とはいえ、三河一向一揆を正面から取り上げるだけでも珍しいのに、その布石として、一向宗がなぜ家康の家臣団も含め多くの人の心をつかんだかを、わざわざ一話かけて描いてきました。しかも、この「宗教と民衆」というテーマには汎用性があるだけ

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女と油断させてからの、上手い、強い、速い大鼠の突破に、「スリラー」のMVを思い起こさせる死体の復活、クナイによる土塁登りと、みんな大好き、フィクションやるならここまでやらなきゃ、という痛快な活劇でした。にしても、今回も忍びにメインテーマを合わ

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坂田靖子の新しい読み切り連作である。「一応探偵局」というタイトルだけで、絶対に面白いとわかる。他の作者なら「一応」のあいまいさが危うくも感じられるが、坂田靖子の手にかかれば「一応」の部分が絶妙のコメディになるとしたものだ。案内は事務所の扉の

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エンタメに振り切るためには、比較的よく知られた史実も覆すかと思いきや、失敗に終わって史実に回帰するという三谷流によくある解決でした。限られた話数の一回をこの「茶番」に使ってよいのかとも思いましたが、むしろ、まだ人物紹介のパートなのでしょう。

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「河原町のジュリー」のことは聞いたことがある。きっと、中島らもがエッセイで書いたものを読んだ記憶なのだろう。亡くなったのが1984年なので、当時の記憶が残っているということ自体、それだけ中島らもの描写が印象深かったのだろう。イラストもあったよう

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<2023年02月>
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