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日記一覧

この巻は、一転、プリニウスの少年時代から始まる。アルペースの山々のふもとの小さな町・コムムで生まれた少年ガイウスは、家庭教師の指導のもと、数学もラテン語もグラエキア語もさらりとやってのけるような優秀な子どもとして育っている。何にでも興味を持

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35年ぶりかつ前作の4倍のページ数で描かれた、ますむら版「銀河鉄道の夜」の第2巻である。ページを開くと、もうジョバンニは銀河鉄道に乗っている。気がつくと、先頭側の隣の席には窓の外を眺めているカンパネルラの姿もあった。カンパネルラの表情は、最初

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「なぜ、大政奉還をしたか」は、慶喜を描写する上で大きなポイントの一つです。このドラマは、その先触れとして原市之進の暗殺を置きました。そこに亡くなった円四郎やフランスに送った栄一の不在を重ね合わせ、一人難局に立ち向かうべく熟考する慶喜の姿に焦

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「はじめてのフランス」とあって、使節団の受け止め方も様々です。いきなり銀の匙、鉾、包丁を使う「異人」の料理に戸惑う栄一ですが、(そりゃそうだ。安仁子@「いだてん」から習ってないものな。)すぐに「美味」と言い切る柔軟さで、見るもの聞くものすべて

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札幌の麦酒工場での対決だけで一巻を使い切った。しかも、戦闘力・回復力がインフレしているので、少々のことでは死なないし、死にそうになっても平気で戦っている。それでも、ちゃんと「麦酒工場での戦い」であることを活かして、樽が転がったりビールが流れ

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明石家さんまプロデュースということばかりが前に出ているが、けっして明石家さんまの知名度で売り込もうとしている映画ではない。むしろ、実は映画の企画から演出に至るまで相当に深くかかわっているさんま自身が、自分の知名度を利用してでも多くの人に見て

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冒頭、いきなり栄一のパリ行きが決まりました。ここまで一貫して描かれてきた、百姓ならでは経済感覚と円四郎を引き継ぐ私欲のない直言ぶりが、昭武の側に置くのにふさわしい人材として評価される流れが自然です。しかも、そのままの勢いで日本の外に飛び出し

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<2021年07月>
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