篠有紀子が「神さま」ものを描いたということで、一瞬「あっちの世界」へ行ったのではないかと心配したが杞憂だった。「神さま」ものというよりは、神社を舞台にした正統派職場コメディである。最終巻のこの巻では、篠有紀子独特のたどたどしい恋話や、物語の
1巻を読んだときにまず思ったのは、「イブの眠り」というからには「イブ=アリサ」が眠っているということなんだろう。そして、アリサが「眠っている」というからには、「起きれば」すごいということなんだろう、ということだった。さらに、明らかに「夜叉」
いきなり、いろいろな種明かしがされ始めたような。でも、読み返してみると、実はバルバラの世界についてはずっとまっすぐに語られていた。要は、読む側がメッセージをつなげなかったに過ぎない。2時間ドラマの10時過ぎのような解説ページがあっても、登場人
「ワンダフルライフ」以来、ほぼ6年間ほど「漫画家を休憩」していて、どうしているんだろうと少し心配していた清原なつのの新作です。あとがきによると、「千利休のまんがを書いてみませんか?」と言われたのが1998年の秋ということですから、右手を痛めて漫
要は、「ほめ言葉」をほめている本である。1ネタ2ページで、9章各10ネタの計90ネタ。数が90と半端なのは、本当は自分の書いたほめ言葉の章も作ろうとしたが、わざとらしくなってやめたのだそうだ。そんなことも、わざわざ「あとがき」に書いてある。