先週に続き、志のある商人、民の魁となることを志望し、栄一が(ソロバン対決もしながら)第一国立銀行総監として活躍するというフリをして、「青天を衝け」は、女たちの幕末維新の基本路線(と勝手に認定)に違わず、千代とくにの「妻妾合本」を軸とした渋沢家の

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国のために働く栄一は、大商人を手玉に取りつつ国立銀行の設立のために奔走する中、自分が憎き岡部藩の役人と同じようなふるまいをしていることに気づき、大蔵省を辞め、民として生きることを決意します。いかにもワクワクする新しい日本と栄一の青春物語です

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昔、維新後の日本の姿が絶対主義的天皇制国家なのか、ブルジョワ資本主義国家なのかという大論争がありまして、双方の理論に見合うような現実が同時に存在していたということなのでしょうが、同じもので見ていても違う見方をすれば違う姿に見えてくるわかりや

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二つ気づいたことがある。一つは、前の巻あたりから一章ごとのページ数が減少しており、この巻は13章からなっている。雑誌での掲載も断続的であり、そのせいか、かつては年1巻ペースで新刊が出ていたのだが、この16巻は、15巻から1年９カ月が経過しての発刊だ

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