ラヴェルの「ボレロ」、デュカの「魔法使いの弟子」。珍しく私でも知ってるクラシックが並ぶので、珍しく音つきてで読める。結局、上手くはいかなかった千秋だけれど、そこでR・Sを思い出してくるところが嬉しい。千秋にとっては、とうに忘れ去れてしまって
映画版「金魚屋古書店」という風情が、一気にテレビ局内の人事評価の話になって激さめ。原作者は、金魚屋古書店とは異なるストーリーを求めたのかもしれないが、むしろ私怨をぶちまけているのではないか、との勘ぐりも受けてしまう。それなりには、読める作品
「BANANA FISH」キャラクターが重なる「YASHA」の続編の最終巻。以前、「イヴの眠り」というからには目覚める話だろうと書いたが、読みが外れた。結局、イブは静かに「眠る」のだった。いつまで「BANANA FISH」なのかという感想もあったが、(というか誰でも
萩尾望都の正当な後継者であり、紫堂恭子の新刊。彼女の王道ともいえる教訓的なファンタジーの2巻目である。今回は子ども向きのわかりやすさ重視のつくりになっている。主人公はとてつもなく善人だし、嫌なやつはたいてい小物だ。嫌なやつだったはずのかっこ