原作は読んでいないのだが、たれっちに懇願されて見に行く。あやうく最年長になりかねないくらい観客層は若く、7割は女性だった。もともと原作では一話完結の物語を、しかも、タイムスリップと文化ギャップの一ネタで、どこまでやれるのかということになるの
毎回書いているが、萩尾望都のマンガ以外の仕事がどんどん出版されている。 この本は、1970年代後半に、雑誌などの特集で行われた対談を集めたものだ。 当時の萩尾望都は、「ポーの一族」「トーマの心臓」といった初期の名作を描き終え、 光瀬龍原作の「百億
「女漫画家東京都内に数寄屋を建てる」の2巻目。ようやく敷地も決まり、いよいよ建築にかかる。しかし、まだまだやらなければならないことがある。まずは設計だ。山下が子ども時代をすごした小樽の家にあった二間続きの和室を再現したい。和室に座った時に、
「3月のライオン」が将棋マンガというには対局シーンが少ないという人がいる。しかし、勝負の世界に生きる棋士たちの生の姿(と思わせるもの)を描いている点で、まさに、プロ棋士を描いた将棋マンガなのだと思う。今回の冒頭、新人戦決勝で敗れた山崎順慶五段
いろいろと変奏した時期もあったが、再び短編連作に戻った。やはり、本来の姿は読んでいて落ち着く。そして何より、この巻で注目すべき、あるいは問題作は、内田善美「草迷宮・草空間」コレクターの話だ。セドリの岡留は、「草迷宮・草空間」の初版・美品の注