山口百恵に始まり綾戸智絵に終わる、まさに歌ネタのアルバムである。改めて聴くと、清水ミチコは歌もピアノもそんなには上手くない。まして作曲の才能といわれると、いかがなものかというところである。だから、清水ミチコは、けっして矢野顕子やユーミンにな
というわけで、忘れ物BOXの2冊目である。このうち半分は、1996-97年に連載された表題作。これがいい。1976年に生まれた彩は二十歳。学生結婚した両親は、その二十歳ほど年長。ちょうど1956年生まれの清原さん本人と重なる。母親と同い年のワンルーム暮らしの
「千利休」の好調に味を占めた本の雑誌社が発刊した清原なつのの単行本未収録作品集。2004年の新作もあれば、作画グループの同人誌に掲載された30年以上前の作品もある。「五月の森の銀の糸」「さよならにまにあわない」のような心の病を取り扱った作品や「ロ